扇沢⇔針ノ木岳
概要
日程:2017年5月14日(日)
参加者:木村(L)、藤澤(宿予約)、角田(会計)、深井(SL、記録)
2017年5月14日(日)
扇沢駐車場(1390m)0655…篭川橋(1500m)0725~42…(1900m)0848~0905…針ノ木峠分岐(2240m)1009~1020…(2540m)1140~1207…稜線(2770m)1302~1330…針ノ木岳(2820m)1342~1355…(2770m)1409~1423–(2130m)1438~1451–篭川橋(1500m)1514~1524…扇沢駐車場(1390m)1546
予定では、土曜日に蓮華大沢、日曜日に針ノ木岳の予定であったが、土曜日が雨の為、日曜のみの山行とした。土曜日は深井車が単独で中央道、残りの3人が角田車で上信越道経由で、ひどい雨の中、宿へ向かった。夕方に中綱湖の近くの中綱館に着いた。遅れて角田車も到着し、温泉ではないが24時間入浴可能のお風呂に入り、山菜料理の夕食を頂いた。そのあとは部屋でナイトキャップ、のつもりが1時半まで飲み続けてしまった。
朝5時に起床して、朝食は部屋で各自カップめん等を個食。やはり寝不足で眠い。6時前に出発し、途中薬師の湯で深井車をデポして、角田車1台で6時半に扇沢の駐車場に到着。ほどなくして、無料駐車場は満車となる。
ザックに板を付け、駐車場を出発。雪の残る夏道を歩くが、木の枝が板に当たり歩きづらい。30分程で林道から離れ篭川を渡る。橋の手前に大量のデブリがあり、難なく渡れた。ここからはシールを付けてスキーで歩ける。ネットの情報ではデブリだらけとの事であったが、それほどひどくはない。やはりネットの情報は鵜呑みには出来ない。それでも蓮華大沢の大きなデブリを越えて、淡々と歩く。今日は大勢の山スキーヤーが登っている。中には、ドローンを飛ばして撮影しているグループもいる。
1900mで一休み後に、ほどなく角田さんから靴擦れ手当をしたいとの一言で、再度休憩。暑くなってきたので、ペースが落ちる。針ノ木峠への分岐でクトーを付ける。
ここから他のグループは、板を背負いツボ足で登っている。確かに、最近降った雪が表面に積もり、崩れやすく登りづらい。2540mの岩陰で小休止。ここから板を背負いツボ足とする。この辺から木村さんのペースに、他の三人がついて行けなくなる。二日酔いではないが、深酒、寝不足の影響だろう。自分も息が上がり、高山病の一歩手前か?標高差200mを1時間かけて、なんとか山頂南の稜線に到着。最後の角田さんが登ってきたのは約30分後。久しぶりに履いた、古いブーツと板が重いらしい。木村さんには1時間近くお待たせしてしまった。。
ここに荷物、板をデポして、空身で山頂へ登る。山頂下の雪壁がそびえるが、雪が柔らかくて、それほど不安はない。自分にとっては、ランドネ入会前にゲストで参加して以来の針ノ木岳山頂。相変わらずの展望が心地よい。今年は雪が多いようである。登頂が遅れたので、写真を撮ったら、早々に下山開始。久しぶりに直登ルンゼを滑りたかったのだが、今日の腐り雪ではスラフが大きく流れそうだし、登りで体力を使って、そんな気も起きない。。雪壁を慎重に下り、スキーを履いて、滑降開始。やはり雪が柔らかく、スラフが流れる。それでも大斜面は気持ちよい。あっという間に、2130mへ。ここで、上部からの落石に注意しながら小休止。この辺から斜面が荒れてくる。デブリがひどくなってからは、右岸斜面をトラバース気味に滑る。稜線から1時間足らずで、篭川渡渉ポイントへ到着。ここで板を背負って、帰りは舗装道路を使って下る。ゲートを通過するときに、係員に声をかけられたが、どうやら歩行者は通行禁止らしい。とは言え、観光客も何人も歩いていたが・・。何とか4時前に駐車場に到着。
体力十分のリーダーに引っ張ってもらい、充実した山行になった。反省点としては、山行前夜の深酒、寝不足に尽きる。来シーズンからは改善したい!!
(深井 記)