八甲田 個人山行
八甲田ガイドツアー
日程:2024年 2月 5日(月)(4日前泊)~ 9日(金)
参加者:井上、川久保、安仁屋、田原、野村、小見山、佐藤、長坂、梶田、角田(5日)、小野田、浜崎 (太字:ランドネ会員、元会員 年齢順)
宿泊:酸ヶ湯温泉
記録:田原、角田
恒例の八甲田ガイドツアーが今年も2 月5 日(月)から9 日(金)まで催行された。東京スキー協の行事として20 数年前に始まった酸ヶ湯温泉ガイドツアーであるが、ランドネとしても初期段階から井上さんを中心に毎年途切れずに参加を続けてきた。地球規模の気候変動の影響は八甲田でも顕著で、青森市内は殆ど雪が無く八甲田も例年より少なめであった。ガイドの其田隊長も1 月はこれまでにない悪雪に悩まされた。2 月に入りようやく八甲田らしいパウダーが見られるようになったとの事、私たちはお陰で丁度良い時に出かけたわけで素晴らしいパウダースノーを満喫することが出来た。
土日は混むので何時も平日にツアーを組んでいるが、今年の八甲田はコロナ明けの影響か、初日のロープウエーは乗り場の外まで長蛇の列ができいきなり1 時間以上待たされ驚いた。酸ヶ湯温泉もインバウンドの客があふれコロナ時の静かな湯治風景が懐かしく思われた。千人風呂も耳慣れない言葉が行き交い湯舟は外人で一杯であった。
ツアー前日の4日に酸ヶ湯に集合、宴会は常連の猪俣さんの献杯で始まった。あの猪俣式美味しいおつまみもなくほろ苦いツアースタートになったが、その後はいつのもの賑やかな井上宴会が連日続く事になった。初日から天気に恵まれ徳さんのガイドでこの時期珍しく箒場コースに行くことになったが、大岳に登坂途中体調不良者が出て大事を取り宮様コースに変更し酸ヶ湯に戻った。
2日目は天気は良かったものの崩れる予報があり午前・午後共銅像コースになった。その後毎日銅像コースを滑ったが、同じコースは無くどこかしら違うコースを滑る事が出来、改めて八甲田の山容の大きさを実感した。ガイドは天候、雪の状況、チームの体調などを考えコース取りを変えてガイドしてくれ、年寄りツアーとして其田隊長、徳さんには感謝に堪えない。
一日目の夕方初参加の角田さんに帰京の連絡が入り翌日急遽帰る事になった。角田さんは翌日単独で大岳を登り、午後の新幹線で帰京した。仲間は皆さすがランドネの実力を示した角田さんを誇らしく思ったに違いない。
連日それなりに天候に恵まれロープウエーは一日も止まらず連日運航になり、さすがに5日連続での山スキーは年寄りには無理だった。午前中滑って帰る予定の最終日は滑る強者はなくお昼のバスで青森市内に戻り、三内丸山遺跡、棟方志功記念館見学と別れて市内観光をした。夕方から恒例のフェアウエール宴会で盛り上がりお開きとなった。又来年の宿の予約も済ますことが出来、来年もツー・ビ・コンティニューとなりました。来年も八甲田らしいパウダースノーに期待したい。
八甲田大岳登頂~大岳環状西コース~酸ヶ湯温泉
期間: 2月 6日(火)
天候:晴れ
参加者:角田(報告)
5日夜ツアーメンバーとの宴会中クライアントからの電話で酒の酔いが一気に醒めてしまった。翌日も皆と行動を共にする予定で、帰るのは明後日7 日の朝のバスで帰る予定であったが、急遽6日の夜までに帰らなくてはならなくなってしまった。残念。以下単独行動となってしまった報告です。
急遽午前中だけの行動になったので、皆と離れて単独で行動をすることになる。午前中だけの一般ガイドツアーに参加したらどうかとの声もあったがさてどうするか。一人でロープウェイからフォレストコースでお茶を濁すか、考える。昼には酸ヶ湯に戻って来て、パッキングして最終のJRバスで青森に行かなければならない。前日に大岳環状コースのログがGPSに記録されているので、よし避難小屋まで行ってみよう、登高終了時間を11時半に設定をして行ける所まで行って、酸ヶ湯に戻ってこようと決める。天気はこの日も快晴、視界は充分だ。最近は単独で行動することも多く、スマホGPSでのルート確認には多少自信もある。風もなくシャツ1枚で登り、避難小屋に着いたのが11時だ。大岳山頂はすぐそこだ、よし行ってみよう。クトーは要らないだろうと思って宿に置いてきたが、登るにつれて雪が固くなる。ただ斜度はそんなにないのでシールで頑張り、11時35分に山頂到着。360度の展望を楽しむ。記念写真の後、シールを剥がして滑走、昨日通った大岳環状西コースのログを参考にしながら、樹氷の中、新雪深雪を楽しみながら酸ヶ湯温泉まで滑って行きました。到着して時間を見たら12時50分、よしこれでゆっくり温泉入って、荷物をパッキングして、心置きなく東京に戻れると安堵しました。
皆さんとは山中行動が1日だけだったのが残念でしたが、災い転じて福となる如く、大岳登頂出来たことは良かったです。久々の酸ヶ湯温泉もよかったし、ガイドツアーでは味わえない喜びも味わいました。ガイドツアー代金も高くなりましたね。宿泊も。皆さんは金曜日まで宿泊して、ガイドツアーにも毎日参加して、ほんと金銭的にもゆとりがあるのか、羨ましい限りです。個人的には来年も来て、ガイドツアーとガイド無しツアーを要り交ぜて楽しみたいなぁと思いました。
皆さんを見ながら、自分の10年後15年後を想像し、もっと頑張ろうと思った次第です。本当に有難うございました。(角田)