2018年 2月 妙高

妙高池ノ峰・神奈山三角

概要

日程:2018年 2月24日(土)~ 2月25日(日) 前夜発
参加者:上林(L、記録)、猪俣、児玉(ゲスト)

2月23日(金)

 西武線 練馬高野台駅で待ち合わせて児玉さんの車で妙高へ。0時過ぎに素泊まり2000円の宿 一富久に到着し、軽く飲んで就寝。

2月24日(土) 杉ノ原スキー場~池ノ峰~杉ノ原スキー場 天候:曇り時々雪

9:40 ゲレンデトップ(1850m)~10:55(2100m)~11:50 林道~12:10 ゲレンデ

 妙高杉ノ原スキー場に移動してゴンドラとリフトを乗り継いでゲレンデトップへ。三田原第3高速リフトは通常9:30運行開始だが、この日は運行開始が早く待つことなく乗ることができた。天気予報は悪くなかったが ゲレンデトップで既に風が強く先が思いやられる。ゲストの児玉さんはシール登行が全く初めてで、テックビンディングに靴をはめるのに苦労していた。
 緩い登りの後 沢を渡ったあたりから風がどんどん強くなり、地吹雪状態で前が見づらくなる。雪面も表面がかなり硬く 部分的にモナカ雪状態。快適な滑走は期待できず、ゲレンデに戻るか予定通りに進むか考えながらとりあえず進む。途中カチカチの急な斜面でクトーを着けて、急な所を迂回して登るが上部は強風でゴーゴー音がしており、あまり高度を上げずに緩く登っていく。サングラスの裏まで風で雪が入り込んで前が見えないので途中でゴーグルに替えた。池ノ峰に下る目印となる沢の源頭部に到着してシールを外した。ここで児玉さんがスキーを流してしまうが、運よく数メートル下の木に引っかかって止まった。
 ひどいモナカ雪が予想されたため、あまりコンディションが悪ければ登り返してゲレンデに戻ればいいやと思い滑り始める。滑ってみるとカチカチの雪面に数センチ 新しい雪が載った状態で、モナカの表面が割れる事はなくなんとか降りられるので慎重に降りていくが、スピードを押えるのに腿が疲れた。渡れる所で沢を渡ろうと思ったが、徐々に沢が深くなり渡れないまま沢を右手に見ながら高度を落としていく。途中細い尾根に乗ったが トレースもあったのでそのまま高度を落として1480mくらいで斜度が急に緩くなり、そのまま南下すると ほどなく林道に出た。ほとんどが硬い斜面だったが意外と順調に降りてこれた。上部は風が強くてゆっくり休めなかったので ここで大休止。あとは林道をしばらく漕ぐとゲレンデに戻る事ができた。駐車場に戻るためにリフトに乗り、降りたところで スキー場に来ていた深井さんと合流して少し立ち話をした後ゲレンデを滑って駐車場に戻った。
 時間がかなり早いが、関温泉に向かい 途中スーパーで酒とつまみ、翌日の行動食を買って この日の宿 せきぜんへ。ゆっくり温泉に浸かってオリンピックを見ながら たっぷり酒を飲んだ。オリンピックで 日本のカーリング女子チームが銅メダルを取ったのを見て大喜びして、気分良く眠りについた。

2月25日(日) 関温泉スキー場~三角~関温泉スキー場 天候:晴れ時々曇り

10:50 ゲレンデトップ~11:50 三角(1520m)~12:57 ゲレンデトップ

 朝食後 関温泉スキー場に行くが、2本目のリフトが10時半にならないと動かないので しかたなくリフト券を買って(1日券を少し安くしてくれた)、樹林帯を3本滑った。児玉さんはオフピステの経験が全く無いそうでかなり戸惑っていた。気温が高く日当たりも良いので あっという間に雪が重くなってしまったので少し早めに2本目のリフトに並んで ほぼ一番乗りでゲレンデトップに上がり、シールを着けて歩き始める。昨晩 そこそこ降雪があり、すねくらいのラッセル。前日のトレースも残っていたが、わざと外して久しぶりのラッセル訓練。途中の少し急なところは膝下のラッセルで大汗をかいた。
 標高1500mあたり(通称 三角)で南側斜面に滑り込める場所を探したが、尾根沿いに雪庇が続いているため しばらく尾根沿いに滑ってから南東尾根に入るつもりで滑走を開始。北東側に広がるノートラックのパウダー大斜面の魅力に引き込まれて、予定のコースを大きく外れて北側の沢に寄りすぎてしまい、尾根に戻るために延々とラッセルしながらのトラバースを強いられた。地図に現れない小さな沢を幾つか渡り、1250mあたりでようやく尾根に戻ったが南東尾根に滑り込むには標高を落としすぎたためゲレンデトップに戻る事にする。尾根に戻る途中 猪俣さんがスマホを落として見つけられないアクシデントもあった。そこからはあっという間にゲレンデトップに戻り、ギタギタになった非圧雪コースを避けて圧雪コースを滑ってリフト乗り場まで戻り行程終了。
 宿に戻って温泉に入り(宿泊したのに有料!)、帰路についた。

(上林 記)