大戸沢岳・三岩岳 山行報告
概要
日程:2022年3月11日(金)~13日(日)前夜発
参加者:八木(CL)、角田(SL)、土屋、伊藤(ゲスト)
3月11日(金)
天候:曇り強風
JR武蔵野線・東川口駅22時集合。角田さんの車にP/U頂き浦和ICから東北自動車道を順調に進み西那須野塩原ICで降り途中コンビニエンスストアにて朝食・行動食を調達し檜枝岐に向かう。除雪はされていたが塩原温泉を過ぎた辺りから凍結箇所もちらほらと。13:30に檜枝岐村道の駅に到着し6名テントを設営し就寝。夜中に強風によるテントの揺れと風の音で何度も目を覚ます。建物の近くや向きを考えての設営が必要であったと皆で反省。気温0度であった。
3月12日(土) 大戸沢岳
天候:晴れ但し風速15m程の強風
下大戸沢スノーシェッド833m7:30…大戸沢岳山頂2089m13:00-中ノ沢1180m13:40-下大戸沢スノーシェッド14:20
06:30起床し準備の後、テント撤収。道の駅には20台度駐車されていた為、登山口近くの駐車スペース確保を考え急ぎ下大戸沢スノーシェッド付近に向かう。登山口250m程の道路わきの除雪箇所にて駐車が出来、朝食の後、07:30よりハイクアップ開始。
スノーシェッド手前833m地点に崩された箇所がありそこからトレースが残る登山道に侵入。平坦な沢状地形を5分程歩き直ぐに東尾根に取り付く。最初は半ザラメ雪に悩まされながら1200m付近まで苦しい急登。(私のみで皆さんはスイスイと)
ここを過ぎると雪も締まりだし苦境を少し超える。1386mピークで少し傾斜も落ち尾根登りらしくなる。気持ちの良い?ブナ林を登り1533m付近からは目指す大戸沢岳がはっきりを姿を現し同時にまだまだ先が長いことに一人絶望感に陥る。(皆さんは余裕)
大戸沢岳直下1650m付近からは遮るものなく広々とした斜面に九十九折りや直登のトレース。まだまだ苦しい!風は強いものの徐々に治まる気配で山頂を目指すが八木さんの配慮で私と二人は山頂手前50mの立木がある箇所で強風を避け滑走準備に掛かる(12:40)。
13:00に山頂に向かった角田さん・土屋さんの二人と合流し北東尾根の滑走開始。雪は想像以上に重く半モナカ状態で転ばないことを優先し大回りの滑走。
途中、中ノ沢に差し掛かる狭く傾斜も急になる箇所に縦200m程の生々しい雪崩跡。
ここを抜け広い下大戸沢に合流した箇所にて15分程度の休息。翌日滑走予定の三岩岳から伸びる三ツ岩沢と滑走してきた北東尾根の素晴らしい景観にやっと癒される。
休憩後は斜面も緩やかな下大戸沢を滑走。下は更に雪も重く沢が露室していた箇所もあり慎重に滑走。登山口であった国道352号線の下大戸沢スノーシェッドまで歩くことなく滑走できたことは幸いであった。14:20車に到着。
早々にスキー板を片付け宿である民宿「駒口」に移動。宿は清潔で女将さんも親切。檜枝岐にある温泉「駒の湯」「燧の湯」の入浴券を頂き一日の疲れを癒しに直行。食事は岩魚の刺身、山菜尽くしに一同大満足でした。
(伊藤 記)
3月13日(日) 三岩岳
天候:曇り
下大戸沢スノーシェッド833m8:00…南南東尾根取付1060m9:00…三岩岳山頂2065m12:30~12:50—三岩沢中ノ沢出合1180m13:20—下大戸沢スノーシェッド13:40
今日は最短コースを使って三岩岳に登ります。登り3時間、下り1時間のお手軽コースのはず。ゲストの伊藤さんは昨日の大戸沢岳で満足したのか、本日はお休み。前日の飲み会が激し過ぎて二日酔いのメンバーもいるみたい。
アプローチは大戸沢のスノーシェードからで、大戸沢を1060 まで遡上します。リーダーはハイペースで進むが、それに着いていけないメンバーは200m以上離されます、ほとんど平らなのに。
1060から南南東尾根に取付き、1700で南東主尾根に合流。三つの岩があるはずですがこの尾根からは一つ目の岩しか見えません。頂上直前の三つ目の岩で大休止。大戸沢岳同様、頂上は平らです。下降はほぼ頂上から可能。今年は雪が多くまだ寒いために雪庇の落下がまだ進んでいません。途中で止まるのは怖いので、2050から1050 M までイッキに降りる予定でしたが、ストップスノーのお陰で非常に難儀しました。
山の良さは記録に残しても伝わらないので是非皆さん行ってみてください。
帰りに小豆温泉で汗を流し、あいづ亭でラーメン食べました。お店イチオシのあいづラーメンはラーメンと唐揚げは別添えにして欲しかったです。今後使う予定がある方は注意ください。
(土屋 記)