アイスランド・グリーンランド紀行
概要
日程:2019年 4月24日(水)~ 5月 5日(日)
参加者:井上(ランドネ)、直井(ランドネOB)、川久保(ランドネOB)、濱崎(フラヌイ)、小見山(モンブランクラブ)、木津(みずなら山の会)、小川(こなゆき)、チャック(ガイド:富良野)、リリアム・ランバート(現地ガイド)、ジェフ(現地ガイド)
数年前からの懸案であったが、ゴールド・シニア仲間で実施することができた。飛行機の欠航や悪天、スケジュール変更などいろいろあったが、仲間にも恵まれて素晴らしい、楽しいツアーであった。
10連休中のツアーだったので半年以上前から航空券の事前手配(各自手配、現地集合解散)が大変だった。5人は中華航空で北京・ロンドン経由、3人はターキッシュ航空でイスタンブール・ストックホルム経由で、4月24日にアイスランドのレイキャビックで合流した。
翌日4月25日はレンタカーでアイスランドのゴールデン・サークルを観光。
4月26日はアイスランドからグリーンランドへの移動予定が悪天でプロペレラ飛行機は欠航。またレンタカーでアイスランドの南部観光。
4月27日は空港で搭乗券を受取るものの、現地悪天で再度の欠航! 各自市内観光
4月28日はやっと飛行機に搭乗するも突然のプロペラ停止、またまた欠航かと思われたが無事離陸、1時間強で待望のグリーンランド(デンマーク領)のクルスークル村に着く。午後はヘリコプター・アシスト・山スキー(ヘリで山の稜線へ飛び、滑ってからシール登行で稜線へ登り・滑る。最後にヘリが迎えにくる)
当初計画はこのクルスーク村からヘリコプターで奥地の山小屋(電気無し、自炊)へ行って周辺での山スキーの予定であったが、天候不順で予定通り戻れないこともありそうなので、クルスーク村のホテルからのヘリコプター・アシスト・山スキーに変更となった。結果的には電気・レストラン・シャワーありなどの優雅な山スキーとなった。
4月29日、やっぱりのグリーンランド! 山は強風でヘリコプターは飛べないので徒歩20分のイヌイット村を訪問・交流。獲った大きなアザラシも見た。
4月30日、この日も停滞! ガイド連中の気遣いで、初めて銃の試射をする。この地域では白熊対応で必ずガイドが銃を持参する。
5月1日、無風、好天の山スキー日和。朝食後、ヘリコプターで新しい稜線へ飛び、素晴らしい展望を楽しんでから滑降、滑り降りるとヘリコプターが来て、別の島の稜線に降りて展望を楽しんでから滑降する。一休み後、シール登行をして展望後、海岸まで滑降! 海岸からヘリコプターにてホテルへ戻る。
5月2日、今日もヘリアシスト・山スキー、 午後は荒天予報、ヘリで稜線へ飛んで滑降、シールを付けて登り返して海岸まで滑降し、今回の山スキー終了。
5月3日、グリーランドからアイスランド・レイキャビックヘ無事移動し、どうやら予定通り日本に帰国できそうと思う。
5月4日、早朝の飛行機で、3人はターキュシュ航空で、5人は中華航空でそれぞれ帰国する。
雑感
出発前から現地では荒天で2日半くらいは停滞するかも、との情報だっただが、まさかグリーンランドへの飛行機が2日も欠航になるとは思わなかった、帰りに欠航となると10連休中に帰国できない心配もあった。
グリーンランドは、ほぼ同じ仲間とこれまで経験したアラスカやノルウェーやカムチャッカとは大きく違って景観は雄大で荒々しく、天気は1日の中で変わりやすい。貴重な体験であった。
今年は世界的な異常気象で例年より雪が少なく、犬ぞり体験はできなかった。
アイスランドは地球内部のマグマが上昇して大西洋を東西に押し広げる海嶺の一部が海面上に出ている珍しい火山と氷河の島である。
地球の割れ目の雄大さと氷河からの大量の水が割れ目に流れ込む多くの滝に感動した。
アイスランドは北海道と四国を合わせた位の面積に35万人ほどの人口だが、道路や飛行機などのインフラ整備が行き届き、街も洒落た家が並んでいた。男女格差が世界でもっとも小さい国である。大統領も女性である。