平標山・日白山
概要
日程:2018年 2月 3日(土)~ 2月 4日(日) 前夜発
参加者: 木村(L・宿・会計)、藤澤(SL・計画書)・野村(天候・気象)・八木(記録・報告)
2月 2日(金)
野村さん(三浦市より)に家からピックアップしてもらえる事になり自分はなんとかPM7時前に自宅到着。昨日の夜より雪が降り1月の大雪では保土ヶ谷バイパス通行止めになったのでまたかと心配しまししたが、雪はたいして積もらずホットしました。なんとか予定時刻7時に家を出発。木村さんの所で車を木村さんのノアにチェンジします。ゲストの村上さんは残念ながら歯痛で不参加となりました。ただ食担という事でなんとお肉や野菜などをわざわざ届けてくださり体調も悪いのになんと律儀な方でしょう!感謝感謝です。お肉は4千円のすきやき用高級牛肉です。明日が楽しみです。
新座駅で藤澤さんをピックアップ、一路湯沢に向かいます。ほぼ12時ジャストに湯沢ICを降り、コンビニに寄って「かぐら山荘」には1時前には着きました。この宿は自炊オンリーの宿で施設は古いですが落ち着ける感じです。お約束の乾杯して就寝。
2月 3日(土) 平標山北斜面ユウガイヒト沢滑降 天候:晴れ
かぐら山荘7時=二居林道除雪終点878m・7時30分…8時出発…林道屈折点972m・8時45分…1650m休憩11時…ユウガイヒト沢上部1800m12時05分着~12時35分発…沢ドロップポイント1730m…林道屈折点13時20分…二居林道除雪終点14時=かぐら山荘14時半着
6時起床。全員サクサク準備し、各自朝食を取り7時には宿出発。青空で天気はいい。降雪はほとんどなし。二居から林道に入り2km程の所で除雪終点。さいわいそこに駐車できました。強烈寒波の影響で冷え込みは強くマイナス10度近くはありそうです。
体を動かす前はかなり寒く感じました。木村リーダーより先頭を仰せつかり出発。2グループ程先に行ってるのでトレースをたどります。林道より離れ、まだ先行トレースがあったのでその跡をたどります。しばらく行くとリーダーよりこのまま行くとセンノ沢に行ってしまうので左の尾根の方に取り付くように指示がでます。
雪はここ2~3日降っていないのでラッセルはありません。尾根に取り付きちょっと行くとふたたびトレースが現れました。途中で先行グループが休んでいました。やはり先行トレースでセンノ沢方面に行きすぎ途中から戻りぎみに尾根に取り付いたそうです。我々も小休止。先行グループは先に出てふたたびトレースを使わせてもらいます。
リーダーより景色の良いところ休憩したいと命がありましたのでトレースを外れ、尾根の上に出ると苗場山の良く見える所で大休止。気持ちいい場所です。
ここで野村さんにトップを交代しラストに回ります。あっという間にユウガイヒト沢の上に着きもう少し登った所で本日の最終地点としました。途中一番最初に入ったグループとすれ違い。彼らはどうやら松尾尾根経由でぐるっと回ってこちらにきた様子。かなり遠回りなのにずいぶん早足です。やはり若いからでしょうか?(我々が遅い・・・)
風もなく吹きさらしの所ですが寒くはありません。ただだんだんガスが出てきたので昼食もそこそこに支度します。
さて藤澤さん先頭に滑ります。私は3番手を滑ります。尾根を沢エントリポイントまでゆっくり降ります。先行グループが滑っているので少し左側を滑ります。沢上部は少しクラストして滑りにくい雪質です。ただ林間に入ると雪質も良くなり滑りやすいのですが、こんどは微妙に小藪がでていてスッキリとは滑れません。あと50cm積もればもう少し滑りやすいかも。野村さんは今シーズン初山スキーで少し苦労されていました。
サクサク降りてきてあっという間に林道屈折地点です。雪は良かったので林間が狭まめでしたが問題なく降りてこれました。なるほど玄人好みのコースといった感じで上部がもう少し積雪があればもっと好印象になったかなと思います。
さっと撤収し宿に戻ります。まずは木村さんの自家焙煎のコーヒーを入れてもらいごちそうになります。豆はタンザニアのなんとかです?(すみません忘れました) 少し深めの焙煎でしっかり濃厚ですが味わい深いコーヒーです。おいしかったです。そのあと私はいつもの如く風呂前にビールを飲んでしまいます。風呂に入ってさらにビールを飲むといっきに眠気が襲います。寒気を感じながらも薄着のまま大広間でうたた寝してしまいました。それでも1時間程で起きて17時過ぎには夕食の準備に取り掛かります。みなさん手際よく、鍋奉行は藤澤さんにお願いしてあっという間にすきやきができあがりました。肉のうまい事!!村上さん本当に買い出しありがとうございます。久々においしい「すきやき」頂きました。今回はこれを食べれただけでも来た甲斐がありました。
部屋に戻りさらにワインも飲みます。横になると少し疲れを感じました。喉も少し違和感ありました。早めに就寝。
2月 4日(日) 日白山・地王堂川直登コース 天候:晴れ
かぐら山荘7時半=二居林道除雪終点878m・8時~8時半出発…地王堂川堰堤ポイント1020m…1080m小休憩9時半…1530m大休憩10時半…日白山11時半着~11時45分発…1280m昼食12時半…地王堂川堰堤ポイント1020m13時…二居林道除雪終点878m13時15分=貝掛温泉13時45分~14時40分=かぐら山荘15時~15時45分=湯沢=新座=西国分寺19時15分=横浜20時30分
朝6時に起きるとやはり喉に痛みがあり。まあ気にしてもしょうがないので考えないようにします。今日は出発8時予定なので少しゆっくりめに準備。朝食は昨日のすきやきの残りにうどん入れてうどんすきです。朝から贅沢します。おいしい!それから木村さん特製のコーヒーを淹れてもらい「やる気スイッチ」を入れます。
今日も朝は青空で天気よしです。昨日の夕方より少し雪が降り雪質はバッチリ。さあ行きます。
昨日と同じポイントに駐車して林道を登ります。今日は藤澤さん先頭。やはり今日も先行トレースあり。いいペースで登り1時間程で小休止。ここで野村さんがサングラスが曇るので特製のネックウォーマーを装着。「これをつけると絶対曇らないんだ!」と一人自慢げです。
しかし私はこのころからなぜか少し体がだるいなと感じ始めました。もしかして風邪ひいたかな。そういえば昨日夕方大広間でうたた寝した時寒かった事を思いだします。まあ気にせず登りに集中。1段登ってその先、先行トレースは少し右に大回りぎみに尾根に取り付きますが樹林帯の中でうまくジグを切っていて藤澤さん曰くこのコース取りが正解かもと言っていました。
尾根に出ると大展望です。平標山・仙の倉岳・万太郎山・谷川岳で反対は苗場山も見え、見渡す限り雪山です。
さて登り始めると野村さんが「やっぱり眼鏡曇るなあ」とすかさず木村さんが「やっぱり使えない。すぐそれ捨てていっていいよ」野村さん「いやいや装着方法がまずかったのかも」と笑えるやりとり。
ここから日白山直前まで緩やかな登りで山頂直下のみ少し急斜面でした。登り切ると先行2人組が滑降準備していました。結構詳しい感じの人達でしたがあっという間に滑っていきました。山頂は風が少し吹いて寒いので我々も早々に退散です。
協議の結果、登り返しのない来たコースをそのまま滑る事に決定。最初の急斜面のみ横滑りで凌ぎ、尾根で休憩した所からからはいい斜面で雪もパウダーでいう事ありません。つい気持ち良くて昼休憩のポイントも忘れてしまい変な所で休憩となりました。
木村さんからのキンカンの差し入れは美味しかったです。コーヒーといい、いろいろありがとうございます。
さて木村さんからコースの確認を受け、さらに楽しい斜面に突入です。藤澤さんも軽快に先頭を滑りおります。ただ気持ち良すぎて降りすぎてしまい木村リーダーより「もっと左、左、それ以上いくと針葉樹林帯がうるさいよ!」と指導が入ります。途中より左に軌道修正してうまく滑りやすいコースに入れました。登る時はどこを滑るか常にインプレッションしていかないとダメだよのアドバイスはなる程です。私もコース上部はここからがいいかなとはイメージしていましたがコース下部は全然イメージしていなかったので、さすが木村さん山スキー歴のウン十年の蓄積を感じます。
で、もう少しで堰堤ポイントという所で野村さんが転倒。スキーが木に接触して外れたそうです。激突してなくてホッとしました。気を抜かずに行きましょう。
そうこうしている間に林道に戻り無事車に到着。怪我無く山行終了。今日は雪もコースも良く最高に楽しめました。皆様本当にありがとうございます。
宿に戻る前に貝掛温泉によりました。雰囲気高そうだな思いましたが、1200円はちょっと高すぎ。雰囲気は楽しめましたが。それと源泉がぬるいようで露天風呂は奥の方の湯温高めの風呂でないと入ってられませんでした。宿に戻り荷物を積み一服してから出発しました。このころ喉の痛み、体のだるさを覚えコンビニでユンケルとマスクを購入。悪化しないぞと念じながら車に乗り込みました。
新座経由西国分寺に午後7時過ぎ。我が家には8時半頃到着。今回は山スキーを堪能しました。参加の皆様ならびに村上さんいろいろお世話になりました。また山行ご一緒しましよう!!
後記 寝る前体が熱いので測ると微熱が出ていて、翌日医者に行くとなんとインフルエンザA型の診断。木・金の通勤途中で感染したのか?
皆様もお気をつけ下さい。
(八木 記)