2017年4月 雨飾山 山行報告

4月8日(土) 天候:晴れのち曇り

4月7日(金) 東京発(21:00)→道の駅小谷(1:00)でテント泊

4月8日(土) 山田旅館(6:20)→キャンプ場(8:00)→荒菅沢(10:30)→横断→笹平手前1730m(12:10)→滑降開始→荒菅沢出合(13:30)→キャンプ場→山田旅館(15:00)

(当初の予定では、土曜日にキャンプ場で幕営、日曜日に雨飾山頂を目指す予定だったが、日曜日悪天予報により予定を変更し、土曜日ピストン山行に変更となる。)
 7日(金)21:00に赤坂宅に集合、赤坂フォレスター号で道の駅小谷に向かう。1時頃に到着し、すぐにテント設営、軽く酒宴を開いた後に就寝する。トラックの騒音対策の為には耳栓必携を実感する。翌朝4時半起床し、撤収して山田旅館に向かい、手前のスノーシェード付近に駐車する。過去には林道から入ったことがあるが、今回は山田旅館の裏から入り、林道1035m付近に合流し、キャンプ場目指して進む。途中、赤坂(と)さんが弱気な発言がある中、皆で励ましながら進む。キャンプ場を過ぎ、夏道の少し先の尾根から取り付き、雪が緩んだ急斜面を登高した。



 この日の入山者は単独行の人と、2人組のパーティだけで、どちらもP2を目指しているとの事だ。山頂を目指しているのは私達だけで、山を独占している気分である。この1週間は気温が高く、雪はザクザクで、急斜面の雪は落ち、斜面の至る所にクラックが入っている。陽射しが強く、流れる汗を拭い、P2を左手に見ながら荒菅沢の落ち込みに到着する。沢は予想通りデブリだらけで、とても滑走できる状態ではないことを確認し、シールを付けたまま斜滑降で降り、すぐに対面の尾根に登る。上部を見上げると斜面にクラックが入っており、雪崩に気をつけながら登高する。赤坂(ひ)は若干の危険性を考え、赤坂(と)と木立のもとで待機することになり、角田が行けるところまで行こうということで登高を開始するが、夏道上部のクラックを避けるように右側から回り込むことにした結果、一部急斜面をツボ足で登り、緩やかな斜面に到着したところで小休止をする(1730m)。その頃には、そこから上部にガスが掛かり、視界がほぼない状態になったので、これ以上一人で上に行くのは危険と判断をし、滑走準備を整えて滑り出し、待機する赤坂夫妻と合流した。今回は全員が無線機を持っていたので、離れても情報交換は頻繁にできたことで、安心して行動が出来たと思う。そこから荒菅沢に降り、登り返すか、このまま沢筋を滑っていくか思案したところ、天気が崩れる前にすぐに下山しようということで、荒菅沢出合まで滑り、大海川沿いを滑って帰ってきた。川は所々穴が開いており、板も滑らないなかストックで漕ぎ、なんとかキャンプ場まで辿り着いた。結果論だが、あそこは登り返した方が快適な滑りが楽しめたろうと思い、次回はそのようにしようと思った。あとは行き来た林道を滑り、同じようにして山田旅館裏まで降りてきた。
 下山後、白馬温泉に浸かり、そこの駐車場でのテント泊を前提に、近くの居酒屋にて3人で日が変わるくらいの時間まで飲み、語り合って寝袋に包まる。翌日天気が良ければ近場の山に入ることも検討したが、予報通り朝から雨で、すぐに帰路に就くことになる。 






(荒菅沢を覗き込む)