前日には豊原さん紹介の馬刺しで精をつけ、村上さんが探してくれたバックパッカーの宿(\2500)で安眠して、6:30に各々東京組4名、東海組2名が松本に集合しました。東海組が2台の車を出してくれたおかげで足の心配もなく、雲一つない快晴のもと出発地の白骨温泉料金所(1380m)に予定通り到着。積雪量は例年どおりでしょうか、新雪20cmくらいの中をエネルギッシュな東海組が急登ラッセルで先行です。
1時間半ほどで台地に出て、シラビソの樹林の中を尾根沿いに進み、再度の登りの2300mで頂上付近の雪原が見え、森林限界近くになると穂高連峰も右手に遠望できるようになりました。森林限界をすぎるとカリカリ斜面をトラバスースぎみに登り、十石峠小屋を横に見て十石山頂上(2525m)到着。360°の展望で、富士山は無論、槍の穂先までも。
寒いので、早速シールを外して、滑降へ。カリカリ斜面はわずかですぐパウダーへ入ります。2280m付近の疎林の中でゆっくりしようと昼食タイムに。その後、気持ちよく滑りを満喫して白骨温泉駐車場に15:20到着しました。
今宵も、これもまた村上さんご紹介の新平湯温泉、素泊まり専門民宿ほらぐち(\3390)に入り、夕食は近くの食堂でてっちゃん鍋や漬物ステーキの郷土料理で英気を養いました。
久手牧場(7:00)〜夫婦松(9:00)〜2120mヘヤピンカーブ(10:00)〜戻り地点2156m(10:30)〜久手牧場(11;40)
南岸低気圧と共に日本海にも低圧部があるという天気予報の中、行けるとこまで行こうと6:20に民宿を出発。久手牧場横の駐車スペースに車を置いて、小雪舞う中出発。林道から外れる急斜面でクトーを付けしばらく急登の後、1時間ほどで1650mの台地に。その後夫婦松を経て、2120mスカイラインのヘヤピンカーブで休んだ後、風雪が強くなってきたため、中川リーダーがここまでと決めた地点が猫の小屋の手前になる2156mでした。樹林の中、途中の昼食をはさみ、まあまあの雪を滑り降りて11:40に久手牧場到着。ちょうど湿った雪も強くなってきて、リーダーのタイミングよき戻りの判断でした。
その後は平湯バス停にて、温泉、着替え、パッキングで解散となりました。ランドネでは若手である3人と、まだ若いロートル3人のバランスのとれた和気藹藹のパーティで、満足できた快適な山行だったと思います。
(福原 記)