2016年1月 葉山 山行報告

1月27日(金)

1月初旬に月山と一緒に葉山を滑る予定だったが、雪不足で中止となったため、雪のある1月下旬に再度行うこととした。
前夜、東京組は深井車赤坂車の2台で出発。寒河江SAで軽く宴会後、仮眠する。


1月28日(土) 天候:晴れ

寒河江SA 7:00=やまばと8:00=大鳥居除雪最終地点8:05〜8:20…標高460m付近9:20〜9:30…標高680m付近10:00〜10:15…標高930m付近10:50〜11:00…1030m付近11:20〜11:40−休憩(800m)12:00〜12:20…標高930m付近12:45〜13:00−830m付近13:05〜13:15…標高927m付近13:30〜13:40−標高670m付近14:00〜14:05−除雪最終地点14:35=やまばと

6:00に起床し、朝食をとり、高速を降り現地に向かう。宿泊地で室岡さん布原さんと合流し、車2台にまとまり登山口に向かう。登山口の大鳥居除雪最終点では先客1人が準備をしていた。我々も支度をして出発。雪は昨夜少し降ったようだが今日はいい天気だ。
先客男性のトレースに続く。途中のショートカットの仕方から判断すると何度か来ている様子。樹林帯手前の適地で休憩する。先行男性は地元の方でここはよく来るそうだ。樹林帯に入るとの雪は少しクラストしておりやや期待が下がる。
樹林帯を抜けオープンバーンを過ぎると、斜面はややキツくなる。雪が少なく斜面がうねっているのでコース取りがしにくい。
手こずっている先行男性を抜かし、930m付近で一休み。ここからは緩やかな尾根筋を進み1030m付近まで上る。シールを外し東側に伸びている尾根の北東方向を滑る、直射が当たっておらず程よい急斜面でパウダーだ。「ヤッホー」「最高〜」「オー」などと雄叫びが上がる。標高900m付近で右にトラバースし尾根に乗る。再度左の谷筋に入り、標高800m付近で沢床を越え、1回目の滑走を終了する。シールを着けて927への尾根を上り返す。927mでシールを外し、上ってきた尾根を滑る。程より斜面だが南側で雪が重い。深井、布原、藤澤は標高820m付近まで滑るも、雪がグダグダでアンモナイトもできたので、後続は途中で滑走を断念する。再度927まで上り返し往路を滑る。今までもあったが木などからの落雪の塊が多くなるので注意して滑る。雪に板を取られて転んだり、転んだ人を助けに行って転んだり。最後のオープンバーンと樹林帯を抜け林道へ出る。林道のトレースを滑り抜け、車に到着した。
入浴予定の合鴨会館は貸し切りで入れず、碁点温泉で入浴後、やまばとに戻り宿の郷土料理をおいしくいただく。

(藤澤 記)




(ルート図 赤:上り 青:滑走)


1月29日(日) 天候:晴れ

やまばと7:50=大鳥居除雪最終地点7:55〜8:20…標高460m付近9:10〜9:20…標高680m付近10:00〜10:20…標高927m地点11:00〜11:15…1150m付近12:20〜12:35
−990m付近休憩12:50〜13:10−988PK付近トラバース−林道出合い14:00〜14:15−往路合流14:50−除雪最終地点15:00

宿泊したやまばとの美味しい朝食を午前7時に食べて出発。新雪の新入荷なく本日は晴天也であった。気温が上がり雪が腐りそう。展望重視ということで1217mのピークを目指して展望することが出来る月山を拝むことを目標とした。下りは、南東の988mの尾根平坦地を目指し、良い斜面を選びながら林道に降りることにした。
三枚平のいつもの林道。春ぽい陽気のせいか、赤坂とに靴擦れが発生し、養生したものの庇いモードとなる。927m手前の急斜面の登りに若干手こずるものの、927mに無事に到着。後続、先行者なし。結局、この日葉山に入山したのは室岡隊のみだった。
雪庇に気を付けながら尾根を進むと、そのうちにブナ林のなだらかな広い尾根となる。青空にブナが映え良い雰囲気である。1081mのピークを過ぎたあたりから滑走する尾根や沢を確認しながら進むがなかなか月山は見えてこない。ただ、思ったよりも気温が上がらず風もそれほどでもなく、滑走する雪質に少し期待できた。結局、月山方面に雲が湧き出し始め、展望が期待できなくなったことから、1217mの手前からシールをオフとし滑走する。
日当たりの良い樹木が少ない斜面では、多少雪が腐っていたものの、少し下がった樹林帯では雪質が保持されてプチパウダーランを楽しむ。
下部になると、上手く林道に達するためにトラバース、途中大きな段差や硬い雪塊があり、少しだけ手こずったものの、先頭の深井さんの巧みな地形読みから無事に林道到着した。その後、林道も雪が腐っておらず、板が走り山の内集落の除雪最終地点に到着。到着が午後3時を少し過ぎていたため、「あいがも会館」の鴨汁蕎麦には間に合わず、温泉にだけ浸かり、東根の国道沿いの蕎麦屋であい鴨蕎麦と天使のえび天を食して解散となった。葉山の激パウダーは、残念ながら味わえなかったが、厳冬期にはあまり行くことない上部のブナ林を歩いたり、ルーファィもあり、楽しいツアーであった。

(記録赤坂ひ)