小見山車で練馬を20時に出発。 関越道・日本海東北道経由で朝日まほろばICで降りて、国道7号線を北上。翌2日 2時頃、遊佐町道の駅「鳥海」に到着し、テントで仮眠。
どんより曇った中、初めは林道沿いに、あとは林間を登る。
出会った人は少なかった。伏拝峠直下の滑りは快適であった。
天気は、前半は良かったが、風が強かった。風の割に気温はそれほど冷たくなく、登るのに丁度よいぐらいであった。
1885地点で文殊岳を目指す仙台組2人と別れて、引き返す。
下りは訓練のため豊原、埴原の2人、トップをやらせてもらう。
後半は曇りがちであったが快適な山行であった。
登山口迄見に行くも、雨がやまないので観光に切り替える。
十六羅漢岩駐車場の夕日ラーメンを食べたあと、海岸沿いの十六羅漢岩を見学する。
道の駅「象潟」に行き、買い物をして帰る。
ガスの中を鉾立経由で祓川口へ移動。
ガスと強風で入山せず、祓川ヒュッテでコーヒータイム。法体の滝を見学後、鳥海荘へ向かう。
チェックインが3時ゆえ、食堂にて昼食の稲庭うどんを食べて、入浴後に入室しくつろぐ。
目が覚めると昨日とは打って変わって風が止んで快晴で、窓越し正面に鳥海山がくっきりと見えて、気分も豊かに朝食も美味しくいただいた。新緑のまぶしい中、猿倉口へ向かう。
支度も整い、「ここは標高1000m、1200m位まで登って下山しましょう」との木村リーダーの言葉で出発した。3日前と同様に雲ひとつない好条件で、山頂へと気が駆られるが、帰京に6時間余かかることを考えると無理だな。
ルートの標識ポールが立つ標高1100mにて、一本立てる。リーダーの「正面に見える壁に向かい、そこから滑って仕舞いましょう!」に促され、再び歩き出す。
標識ポールを追って、途中壁の左手から回り込んで藪をぬって壁の上に下り立つ。
あとは、めいめいが最後の滑りを楽しんで、駐車地に戻った。
「フォレスタ鳥海」で一浴後、国道108号線のそば処「ももや」で艶やかなのどごしと腰のあるかみごたえの「百宅そば」を味わい、隣接する「菜らんど」で山菜を仕込んだあと、帰路についた。
新人二人のハイクアップ能力と、天候に左右された5日間でしたが、木村リーダーや小見山さん、室岡さんのおかげで、念願の鳥海山を滑ることができて感謝しています。
(埴原・豊原 記)