東所沢駅で待ち合わせ、守谷車で現地に向かう。車両保険が家族限定だという事で、守谷さんには終始運転していただき申しわけなかった。
上林旧料金所付近から路面に雪が薄っすら出始める。高天原の宿泊地、「ホリデープラザ志賀高原」に到着。いつものように宴会後、就寝する。
朝からいい天気だ。朝食後、奥志賀ゴンドラの駐車場に移動。シールを付けて、入山する。除雪車の脇を通り橋を渡り、守谷さんを先頭に大倉沢の沢筋を上る。上りやすいところから尾根に取り付く。密な樹林帯の比較的空いているところを見つけながら上る。木々の間から、寺子屋峰や岩菅山が見える。
小ピークを右から巻いて、標高1900m付近で後を振り返ると、妙高がくっきりと見える。無線で呼びかけると、赤倉山で休憩している赤坂さんと交信することができた。2032.7PKをかすめる。相変わらず樹林は密で、微妙なうねりがあり、歩きにくい。
烏帽子岳と裏岩菅山の鞍部で稜線に出る。南北の稜線に乗ると木もなくなり歩きやすいが、風が強く雪面もクラストしてくる。山頂手前で、守谷さんと私はアウターを着て手袋を替える。所々シールが滑りそうになるので、慎重に上るが大したことはない。ほどなく裏岩菅山に到着。
風が強いので、一段降りた風の弱い所でシールを外す。東斜面は木も少なく滑ったら楽しそう。滑り出しはやや東よりの斜面を滑る。硬い雪の上に薄っすらと新雪が乗っていて、そこそこ快適。北の尾根に戻り、快適な滑走はここまで。樹林帯をトラバースしながらほぼ上ってきたルートを滑る。2032.7PKの南西面が多少開けているので、数ターン楽しめるが、ほとんどが密な樹林帯だ。
標高1750m付近から北西面を少し滑り、左にトラバースするが、多少下り過ぎ雑魚川の出合まで来てしまった。数m戻り渡渉地点を探す。スノーブリッジを見つけ、急斜面を横滑りで降り、沢を越えて、駐車場に戻ることができた。明日の駐車スペースを確認して宿に戻る。
1日目コース図 (赤が登行、青が滑走)
悪天候の予報だが、朝は風も弱く、とりあえず、行ける所までの予定で出かける。一ノ瀬から別荘地方面の道を除雪終了地点まで行き、前日確認済みの駐車スペースに車を停める。
小雪の中、林道をしばらく進み、右側の最初の緩い尾根を越えた辺りで林道を外す。アライタ沢を渡り、ハシゴ沢の右の沢筋から尾根に取り付くのだが、樹林が密で急斜面なので、右側に回りこむ。守谷さん先頭で上って行き、尾根に乗った1790m付近で休憩。風も強く視界も悪い。尾根筋を先に進む。程よい斜度で上りやすい。1893PKを越え、滑走ポイントを探しながら上っていく。1920m付近で終了とする。
尾根の左側をトラバース気味に滑るが、尾根筋は思ったより樹林が密で、斜度もあるので、沢側に滑り降りる。沢の右斜面は雪がパックされ滑りにくいが、左斜面は雪が柔らかく滑りやすい。アライタ沢に当たると斜度がかなり緩くなる。沢縁も狭くなり、所々沢が覗いている。
1650m付近で左側の東館北東尾へ上り返すことにする。50m程上ると左からのトレースに合流。しばらく上り、尾根に出ると、5、6人のグループが上り終えた所だった。広い尾根の風の当たりにくい所でシールを外す。樹林の間を最後の滑走。本日の中ではまあまあのコンディション。すぐに林道に出る。そのまま林道を進み車に戻った。
途中の渋温泉で、蕎麦を食べ、とても熱い共同浴場(大湯)に入り、帰路についた。
(藤澤 記)
2日目コース図 (赤が登行、青が滑走)