7日(金)の20時過ぎに赤羽に集合し石黒車で前泊地の仙台へ向かう。翌日に室岡さんと三本木PAで合流し松川温泉に到着。
無風、薄曇りの中出発。林道を歩き丸森川を越えてから登り始める。若干雪が少ないからか、休憩ポイントの1146m付近まで例年より順調に登る。登りながら振り返ると岩手山が大きく見え素晴らしい景色。樹林帯が終わり山頂付近が見えてきたが、稜線は雪付きが悪そうなので山頂登頂は止めて1400m付近から1本滑り、東尾根を登り返しての2本を滑る事に決定する。
山頂直下の雪庇を背後に感じながらのオープンバーンの滑走は少々緊張するが、雪の状態は安定していて快適に滑れた。東尾根を登り返し、尾根沿いを1110m付近まで気持ち良く滑る。「源太ヶ岳を滑った」感がある2本の滑走だと思った。
1146m付近までトラバース気味に進み、最後は林道に向けて樹林帯を滑り松川温泉に到着。スタートが遅かったにもかかわらず、16時すぎには温泉&ビールを堪能できて満足な1日でした。
(清水 記)
安比高原スキー場のゴンドラ、リフトを乗り継いで西森山まで。茶臼岳方面へのツアーコースに入る。
関東〜東北の太平洋沿岸は記録的な大雪が降っているらしいが、このあたりは穏やかな天気だ。入口から約300mほど入った標高1270m付近から南斜面を滑る。適度な傾斜の疎林で多少底付きするものの新雪が気持ちが良い。標高1130mまで滑って滑り登り返す。次は少し下の傾斜がなくなるところまで滑るが、最後の急斜面は木が密生しあまり快適ではなかった。一度トレースを作ったので、次は楽に滑り出し地点まで登り返すことができる。室岡リーダーの意向でこの斜面を4回滑ったが、個人的には満腹以上だった。
最後に西森山の山頂付近まで登り返し北東面を滑った。このコースは傾斜、雪質ともにとても楽しめた。ゲレンデ(ヤマバトコース)に合流してからは、センターハウスまでダラダラと長い斜面が続き、疲れた脚には辛い滑りとなった。
(石黒 記)
前日とは異なり、本日はツアーコース。前年まではタクシーで車の回収をしていたそうだが、今年は5名なので室岡車を旧御在所温泉にデポし、石黒車で安比高原スキー場に向かう。
スキー場のゴンドラとリフトを乗り継ぎ西森山へ。昨日同様ここからツアーコースに入る。ツアーコースといえども、転んでもただでは起きない室岡リーダーの提案により、最初に南斜面を一本滑ってから登り返した。その後左側(南側)に進んでしまい、回り込んで正しいコースに戻った(ツアー看板No.78付近)。この先はトレースがあったので素直に使わせてもらう。屋棟岳中腹で先行者に追いつき先頭を交代する。このあたりは木が密生して、さらに雪面が大きくうねっているのでまっすぐ進めず、ルートファインディングが難しい。そこそこきついラッセルをこなして屋棟岳を右側(北側)から巻く。いったん降りて旧ゲレンデトップの大黒森まで登ると、その先は茶臼山荘まで切り開きが続く。
恵比寿岳を下りたところから山荘の屋根が見えてきたがなかなか着かない。山荘に着いた頃には陽がかげり、風も強くなってきた。寒いので山荘に入り小休止。
これ以上は登らずに、ここでシールを外して滑ることにする。右側(南側)に少しトラバースしてから、フォールラインに向かって滑り込む。その後1448mから続く尾根に戻るためにしばらくトラバースしたが、無駄に高度を下げるのはもったいないので、シールを着けて登り返す。尾根上はあまり快適な雪ではなかったものの、再び陽が射してきて気持ちが良い。恵比寿沢に降りる最後の急斜面は雪が割れていたので、大きく迂回して沢に降り立つ。あとはトレースに従い駐車場まで。滑りの面ではコンディションは今ひとつだったが、景色も良く楽しいツアーとなった。
(石黒 記)
GPSトラック図
帰京の為 半日で行動可能な場所を考え西森山へ向かうも、宿に近い下倉スキー場に変更する。石黒さんは宿で湯治。
昨晩も軽い雪が降り続いたおかげで、ゲレンデ内は膝下位の抵抗の無い軽い雪が溜まり、圧雪した固い底付があるものの ゲレンデ内を楽しく滑った。
宿に戻り、13時すぎに出発。高速道路も渋滞せずに帰ることができた。
4日間安定した天気の中で行動ができ、良かったです。ありがとうございました。
(清水 記)