道は積雪有りだが、天気は晴れ。白川郷集落の中心にある駐車場に車を駐める。早朝なので係員が居らず無料でラッキー。取り付きまで板を担いで10分弱歩く。
林道除雪終了点からシールをつけて歩く。以前のトレースはうっすらと残るが、踝ラッセルぐらいか。トレースが付く林道を分けて、堰堤の脇を、谷沿いを進む。ラッセル担当土屋、応援担当小久保と役割を分担し進むが、なかなか進まず。
2時間たってようやく林道と合流。林道を少し進んで、尾根に取り付く。ここでもラッセルは続く。傾斜がきつくなると、スキートップが雪からでないときも。ラッセル用にファットスキーを共同装備にいれたらいいのでは、と東海チームでまとまる。皆さんどうでしょう。休憩を交互に取りながら進むが、応援担当がしっかり応援をしないのでなかなか先に進まない。周りはブナ林で、静かでなかなかいいところなのがせめてもの救いか。
1528mピークと、帰雲山をうまく巻こうとするが、2箇所ともすこし登りすぎてしまい下りが入る。なかなかルート取りが難しい。帰雲山から先は傾斜は緩いが、距離が長い。天気が良すぎて暑く、足もあがらなく、なかなか山頂まで届かない。
ようやく14時頃山頂到着。展望は360度ばっちりで、白山が特によく見える。山頂部は平なので、シールのまま少し戻ったところから滑降開始。雪は重く、苦難の滑りとなる。
帰雲山と1528mピークはシールをつけて巻いた。
帰雲山あたりからはスノーシュー・ボードのトレースも出て来た。このあたりまでは、結構人が入ったようだ。ボードのトレースは途中から西側へ向かっており、鳩ヶ谷ダム方面へ滑ったようだ。こちらの斜面も面白いのかもしれない。
斜面が北向きになったあたりから、ようやく滑りやすい雪となり、登りの苦労が報われる。とはいうものの、良い斜面はあっという間に終わり、林道に合流。林道を少し滑り、谷沿いに進路を取るが、滑りやすい雪は一瞬で、あとは文句ばっかり。最後の杉林を越えて、入山口の林道へ。再び板を担いで人気の無くなった駐車場へ。温泉は、白川郷内にあるその名も白川郷の湯、700円。
今回は、600mから谷沿いをルートに選択したが、林道をもう少し進み、尾根に取り付いても良いかもしれない。また、1100m付近から尾根に取り付いたが、宮谷をそのまま詰めて帰雲山へ上がれそうな感じもする。鳩谷ダム方面のルートも含めて今後の課題にしておく。
(小久保 記)