野村さんが急遽欠席となり、計8名が2台の車でam12:00沢渡の風の穴到着。テント場を探して付近を探索したところ、水殿ダムの広場を見つけ直ちに幕営。1:00に就寝。
4:00頃より雨の音。6:00起床。暖かく本降りであり、山も雨だろうと中止決定。とりあえず雨にぬれないところを探しに出発。沢渡温泉足の湯で足を温め、軒のある快適なテン場を探しに平湯温泉まで足をのばす。
平湯温泉のバス停ハウス隣の、飛騨・北アルプス自然文化センターの展示見学やクイズで時間をつぶした後、快適な暖房とテーブル、畳のあるレストルームの使用許可を得て、ここから近所の温泉巡りをするなど思い思いに時間を過ごした。ここで泊まれればなあという甘い思いも打ち砕かれ、今宵のテン場探しとなって戻ることに。結局、沢渡温泉の市営第2駐車場の中にある、軒があり足の湯もそばでテントを張るのに最適な場所(前の川上商店に尋ね、使ってもいいとの許可を藤城さんが獲得)に16:00幕営。食担の藤城さんと藤澤さんによる優雅な宴ののち、雨の止むことを祈って就寝。
朝方までの雨が待望の雪に変わり積もり出す。昨日とは違い冷えている朝。5:30に起床し出発、中の湯へ。中の湯旅館に行くゲートをあけて、前日に駐車の許可を得ていたおかげで旅館の駐車場にスムースに駐車できた。駐車スペースも限られるので必ず事前連絡と当日の挨拶が必要である。
8:10旅館横(1500m)から出発し、急な尾根を登り1時間、1735m地点へ。1970mの緩くなった樹林帯で一休み。夏道どうしに行くがここからはダケカンバの疎林ともさよならし、下堀沢出合いを経由して、下堀沢の上部に入る。前日の雨もあり雪もしっかりついており、不安なく沢を直上。長坂さんの先頭者の心構え(弱い人にペースをあわせること)の貴重な指導を受けて、12:10焼岳の北峰、南峰のコルに到着。2415mであった。ガスと風ということもあり頂上にはいかず、12:25ここより滑り出す。快適な新雪を滑り12:45には下堀沢出合いに戻り、昼食の大休止。13:15に滑り出ししばらくはよかったが、下がるに従い「スキー板の悲鳴」を聞くことになった。
雪が浅く、見えない溶岩の石がガリガリと引っかかる。沢の途中では急な崖からの土砂まじりの雪崩があったり、大石も落ちてきたりハップニングもあったが、何より、板が泣き通しでかわいそうであった。しかし、いったん沢にはいればエスケープルートもなく、尾根筋にいくこともかなわない。ただ、ガリガリと下るのみ。
やっと沢からはずれた時には、雪がこんな柔らかく優しいものかと実感。疎林からすぐに樹林帯と思うまもなく、14:15に大正池の橋に到着。中の湯泊まりのボーダーたちとも合流となり、ここからシールをつけて釜トンネルまで。トンネルをしばし歩いて入り口到着が15:15であった。阿部さん、藤澤さんの運転手2名がタクシーで中の湯旅館駐車場へ車をとりにいってもらい、その後は坂巻温泉に直行。信州そばを食べて帰京ということになった。見るも無残にギタギタになった板のメンテはどうしようかと案じながら、、、、、、、。
ちなみに小生の板はおろして3回目のまだ新品でありました。
(福原 記)
焼岳 2100m付近
焼岳滑走
ルート:赤が登行・歩行、青が滑走