週間天気予報がどんどん前倒しで崩れる予報になるのに気をもみながら当日を迎えました。16時集合としたので、前日出発組、前日稲子湯泊組、当日朝出発組とそれぞれの都合で出発。中にはオフロード用の自転車で参加したメンバーもいました。私は由布さんと大月まで電車で行き、長坂さんに車でひろっていただきました。
甲府のスーパーで夜の食材の買出しをして、紅葉で賑わう清里を通り過ぎ、13時頃稲子湯の先のみどり池入口の駐車場に到着。そこで矢口さんに会いましたが、林道を行く矢口さんと別れ、シャクナゲ尾根の登山道ルートをとりました。20分ほど登ると、林道につきあたります。これで、だいぶ林道をショートカットしたはず。あとはずっと林道を上智大ヒュッテまで歩きます。あっという間についてしまって、物足りないほどですが、山は翌日にまわして、冷たい水にビールを冷やし、宴会の準備。木村・由布チームは豚汁、室岡チームは里芋のいも煮です。ニュウ方面に向っていた室岡チームの面々もヒュッテに戻り、全員でにぎやかに野菜の皮むきがはじまりました。
今回は残念ながら参加できなかった上智出身の宮本さんのおかげで利用できたこのヒュッテは、大学の合宿に使っているものか、大鍋がたくさんそろっていて、ガスもあり、大量に料理してください!といわんばかりの設備がそろっていて便利です。素朴な木造の二階建てで、一階がリビングとして利用でき、薪ストーブもあります。二階はたたみになっていて、毛布もそろっています。他の利用客がいないので、気兼ねなく騒げます。
豚汁といも煮、それぞれ持ち寄った前菜もできあがり、ろうそくに灯を入れた風情ある演出の中、宴会開始。ニュウ登山に行っていた井上・安仁屋ペアで、安仁屋さんがはぐれ、みんなが心配しはじめた夕方18時頃到着、無事宴会に合流されました。そのまま夜中まで、今シーズンの相談あり、昔話あり、ランドネの将来に関する激論あり、と思い思いに語り合いました。
翌日はあいにくの雨、ゆっくり朝食をとり、ヒュッテの掃除をすまして、雨具、雨傘で、山には登らずに下山。稲子湯のお風呂はあまり広くないとのことだったので、長坂車は国道沿いの立ち寄り湯「灯明の湯」に直行。藤澤車もあとからおいついてきました。灯明の湯は広くてゆっくりでき、お湯もよかったです。
今回は残念ながら天候に恵まれず、山には十分に登れませんでしたが、貸切ヒュッテで交流を深められ、いい記念山行になったのではないかと思います。矢口代表の「ランドネのおかげで豊かな人生を送れた」とおっしゃった言葉が印象的でした。山や自然はそれだけですばらしいですが、その上にいい仲間とめぐり会えることは幸せなことだと思います。
ランドネとめぐり会えたこと、すばらしい仲間に恵まれたことに改めて感謝した記念山行でした。
(木村 ゆ 記)