前夜からの車組6名、大町泊り2名、夜行列車1名の合計9名が室堂に10:00集合。快晴の立山連峰を眺望しながら、雷鳥沢の取り付きまで、滑降で行こうと室堂小屋方面に向け10:15出発。30分すぎで雷鳥沢への登り2,272m地点に到着。10:50シールを着ける。一部にはい松も出ているが、快適な登りを経て、雷鳥沢上部の急斜面トラバースで、苦労しながらも13:40剣御前小屋に到着。
小屋に一部荷物をおき、休憩のあと14:15に剣沢に向け滑降開始。岩と雪の殿堂といわれる剣岳に向かって滑るダイナミックな春スキーは何物にもかえがたい。剣沢小屋(営業していた)付近まで滑ったあと、本日の宿泊所、剣御前小屋まで、1時間の登りで本日は計画どおり、終了。
停滞(梅雨?)前線が上がってきており、西日本の一部で大雨と天気予報。夜明けには、晴れているものの、本日の天気は下り坂。早くて9時、昼ころには確実に雨になるという見通しの中、真砂沢滑降した場合、剣沢の登りが3−4時間はかかると見込まれることから真砂沢ルートは断念。剣沢上部滑降として、7:00出発。少し登り2,792mから剣沢小屋めざし、滑降開始。
2,345mの狭く急になるところで、8:10登り返し。登り1時間半で小屋到着。
小屋を10:00出発。雷鳥沢上部で、東京スキー協の皆さん12名とすれちがう。快適な雷鳥沢の残雪滑降を終え、雷鳥荘へ11:00着。温泉につかる頃には雨が降り始め、次第に本降りとなる。あとは持ち込んだ焼酎とウイスキーを空にするべく、懇親会。
朝から本降りで、下山決定。8:00に東京スキー協の皆さんと一緒に出発。雨の中のミクリガ池周りは意外に時間がかかり8:45室堂着。8:45のバスには乗れなかった。
全員で扇沢に出て、深井車、潟見車に分乗させてもらい、帰京の途に。
雄大な景観の懐で、今シーズン最後の春スキーができ、深井リーダーと、先導いただいた清水、中川両サブリーダーに皆感謝。来年もまた来ようとの声多し。
(福原記)
(参加者からの代表的な感想)
・天候は今ひとつでしたが、山リゾートのような、ゆったりとした週末を、みなさんと過ごす事ができて、楽しかったです。立山を登るのは、初めてで、あの雄大な景色に魅了されました。剣沢から見る剣岳も、迫力満点で、圧倒!でした。来年は、真砂沢も、北アルプスに向かって滑るタンボ平も、是非、滑りたいですね。
(加藤さん)
剱御前小舎上2792m小ピークから剱岳をバックに
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剣沢へ(正面:剣岳)
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剣沢を滑る (前方:八ツ峰)
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雷鳥沢を滑る(正面:大日岳)
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GPS軌跡:5月23日(赤)、5月24日(橙)、5月25日(緑)