2008年4月 蓮華温泉‘’飲んで食べて温泉へ入ろう‘’会山行報告

山行のサブタイトルに惹かれたのか(リーダーの人望か?)途中からの参加表明者も含め15名 の応募があり、又東海支部の土屋さんも合流すると言う大盛況ぶりでMLは飛びかっておりまし た。MLでは蓮華温泉での夕食のメニュー、食事場所、宿との交渉状況などサブタイトルを成功 させる為に真剣に活発に論議され、豚肉を2.4kgを持ち込む豚シャブに決定。
前日、各々八王子ICを22時過ぎに通過するような予定で3グループに別れ広島大学KC小屋 へ向った。携帯で現在地の連絡を取り合う、藤澤車が先頭で、その後ろに野村車。田原車はエン ジンの調子が悪く談合坂PAで点検中との一報。第二報は走行困難で甲府へ宿泊との連絡。村上 Lからは肉とワインは確実に蓮華温泉へと厳命がくだる。最終的に、木村・加藤さんはスキーバ スで現地へ。田原・金子さんは甲府でリタイヤとなるハプニングで幕開けとなった。

4月5日(土)

栂池スキー場(10時50分)・・・白馬乗鞍岳(2435m地点)(13時20分)――蓮華温泉(16時00分)

蓮華温泉までののんびりツアーであり和田さん小屋を少々遅い時間にスタートとした。
また栂池スキー場の駐車に時間を有し先着の二人にはヤキモキさせてしまった。
ゴンドラ乗り場で肉とワイン・・失礼!木村・加藤さんに合流。
山頂駅で雪崩地帯等係員から説明を受け出発。既に滑り降りているパーティー、自然園に向うグループ、天気良しで沢山の人、人である。天狗原で小休止後乗鞍岳に向う。13時30分2436.4mピーク到着。途中の天候が嘘のような強風である。風で休憩の為置いてあった板1本が流される。早々にピークを後に白馬大池へ向うが、あまりの強風の為いつの間にか二グループに別れていた。無線で確認しあい合流できたが、強風時などグループの行動方法に課題を残した。
リーダー判断で天狗の庭コースを乗鞍沢方面コースへ変更して蓮華温泉へ向う。これが大正解であり、重くて潜り込む雪質で天狗の庭コースを辿っていたら、豪華豚シャブ宴会は朝食に変わっていたかも・・・?。サブタイトル温泉については、遠藤さんがここへ来たのなら‘’やはり露天風呂‘’との提案から阿部と二人で露天に向った。殆ど雪で埋まっているのだが一番上の薬師湯だけが湯が張っている。このままでは戻れず意を決して人肌の湯へ浸かる。雪倉、赤男、朝日岳。兎に角絶景である。頭上を通過する風の音と絶景に静かに浸りたいのだが・・・。
内風呂に入り直し宴会に突入。猪俣さんの手際の良いつまみ、皆様が持ち寄ったワインの飲み比べ、談話室を借り切って、飲んで、食べて大いに盛り上がった。


4月6日(日)

蓮華温泉(7時40分)・・天狗原(10時)――風吹大池――登山道経由南俣沢・・来馬温泉(17時00分)


記念撮影後ロッジを後に昨日のルートを辿る。途中風吹大池側にルートをとりつつ稜線に10時到着。そのまま登山道経由で向うか、予定通り山ノ神登山道へ登り返すのか協議となったが天候、現在の時間からして予定通り登り返しと決定。
山ノ神登山道2072m小ピーク下から唐松沢上部1600mまで一気に下降。今回一の斜面も堪能し風吹大池へ登り返す。大池を横切っている単独行者と風吹山荘を後に登山道沿いに下る。野村さん提供のコース案内書にも入口が難しいと記載されている1300m付近で登山道の尾根に入る。この痩せ尾根が曲者で、両側が切り立った幅2m(場所によっては)の尾根を沢の流れる音を聞きながら遠藤さんを先頭に一気に通過する。地図上に記載されている1200mの温泉マークも忘れるくらい緊張して1150mまで辿り着く。
南俣沢を越して本日3度目のシール登行となる。既に行動時間8時間を過ぎた体に鞭を入れ踏ん張る。小ピークで一本。猪俣さんのザックからおいなりの提供。実に美味しいいなり。いつもながら驚きと感謝です。沢入の登山道まで除雪がしてあり下降点を探すがスキーによる下降は無理と判断。延々1時間以上の歩きで来馬温泉へ到着。
顔の広い猪俣さんと遠藤さんの知り合いがおり、木村さんと加藤さんは温泉へ入らず小谷駅まで送って戴く。他はタクシーを頼み到着まで汗を流す。
村上さんは厳冬期の下見とのことで有ったが、体力、山行能力のレベルアップをはかり参加許可を戴く努力を誓い来馬温泉を後にした。

反省→乗鞍岳の強風を避けるため白馬大池へ向うところで短時間であるがグループが別れてしまった。避難行動でもトップ、ラストを決め行動が必要であった。宴会時、村上Lより無線機の功罪を考える機会を与えられ感じたことなので記載致しました。

(阿部 記)