2008年2008年3月 鍋倉山&四阿山 会山行報告

3月8日(土) 天候:晴れ時々曇り

温井集落0900・・・鍋倉山山頂1130〜1210−−北東斜面の下1240〜1315・・・頂上手前1400〜1410−−北東斜面の下1425〜1435・・・南東斜面稜線1450〜1500−−温井集落1600

6時20分、起床。晴れている。気温が高くなりそうだ、と言いながら、各自朝食。
7時40分発−途中、既に食料が売り切れているコンビニに立ち寄り、買うものがないという事で、コンビニ梯子をしてしまった。8時40分、温井集落着。7,8台車が止まっている。
9時00分発、高度550m始めは、なだらかで、しーんとした静かな平地をどんどん進む。トレース有り。既に暑くなって、インナーウエア一枚で、進む。9時35分、小屋着。ここから、急登が始まる。いろいろな助言をもらいながら、切り返しの練習をしつつ、10時30分支尾根を上りきる。無風。高度980m。
11時30分鍋倉山登頂、高度1268m。ぐるり360度が見渡せ、心地よいピーク。10人以上の人が居た。滑る斜面の弱層テストを始める。田中さんにお借りしたDVDで、やり方と趣旨は理解していたものの、観るのよりも、実際の雪質を触って、違いを分析しようとすると、その微妙さに戸惑った。
12時10分、滑り始め。室岡さんが、はずせない、と言っていた、北東斜面。ふかふかの新雪&深雪。とても軽い。斜面も丁度よく、ブナの木もまばら。ベテラン3人は、どんぴしゃの条件だと、気持ちよさそうに、滑っていく中、私はよく転んだ。初のスキー板で、ゲレンデで慣れておくべきだったと反省。
12時40分−13時15分 下りた所で、昼食タイム。お湯を沸かしていただき、カップ麺。この時間になっても、思いのほか、気温が上がらず、この斜面の辺りは、雪質も変わらなかった。止まっていると、寒くなってくる。暖かな食事で、よかった。
13時15分−14時 45分の登り返し。再び、パウダースノーの滑りを楽しむ。
14時35分−14時50分 トラバースし続けて下るのは、面白くないから、という判断で、20分尾根までの登り返し。
15時、稜線からの下り始め。高度が下がり、日の当たる斜面になると、極端に雪質が変化した。思うようにターンができず、後形姿勢から抜けきれなくなってしまった。雪質に対する、滑り方、そして、精神的な強さが大切だと、しみじみと実感。16時、温井集落着
17時30分 翌日の四阿山に近い、菅平方面に移動。麓で、テン場探し。藤澤さんの真田に住んでいる友人に電話をすると、すぐに車で来てくれた。広い藤澤ネットワークに、拍手!トイレのある真田氏歴史館横、皇太神社は、水場は凍って使用不可だったが、夜景の見える静かな場所だった。
18時30分 近くのお風呂に行って、テント設営。美味しい食事やお酒を、持ち寄っていただき、贅沢な夕食&宴会タイムとなった。







コース図の赤は上り、青は下り。


3月9日(日) 天候:晴れ

あずまや高原ホテル前0930・・・四阿山頂1300〜1320−−昼食1425〜1450−−あずまや高原ホテル前1515

6時、起床。昨日の残り物を使い、雑炊などを作っていると、いつの間にか時間が過ぎる。
8時出発−9時、あずま高原ホテル前着。快晴。日焼け止めをたっぷり塗って、9時30分、登り始め。高度1450m。牧場を横切って、なだらかな斜面を進むと、北アルプスが見えてきた。
10時40分−10時55分、支尾根の終盤で休憩。ひたすら、緩い斜面をだらだらと登る。南斜面で、雪は堅い。前に、田中さんが来た時は、山スキーの人ばかりだったそうだが、今回は、ツボ足ツアーが多く、トレースというより、穴だらけになっていた。稜線に出ると、少し風が出てきた。
12時50分、四阿山の肩に到着。室岡さん、藤澤さん、私の3人でピークをめざす。ここからは滑る為の斜面はなく、最後は、両側切り立った稜線を、緊張しながら、進む。
13時15分、四阿山登頂。高度2354m。絶景。北アルプス全域から、八ヶ岳や、浅間山、遠くは、富士山まで、見える。下りは、私一人スキーを担いで、ツボ足で10分ほど歩いた。スキーに履き替え、途中、田中さんと合流。硬かった斜面が、日が当たり、すこし緩んで、滑りやすくなっていた。
14時25分−14時50分 遅めの昼食。日当たりのよい所で、カップ麺。昼寝でもしたくなるような、春のような日差しだった。
15時15分 高原ホテル前到着。無事下山。
ホテルの展望露天風呂で入浴後、17時発。渋滞で、21時、赤羽着。運転、お疲れ様でした。

今回、ベテランさんばかりで、付いていけるか心配していましたが、みなさんの暖かい励ましで、何とか無事終わる事ができました。斜面の方向と気温の関係性、雪質の違いなど、興味深い話が多く聞けて、随分勉強になりました。
安定した天気の中、2つの違うタイプの山の登りと滑り。充実の2日間でした。

(加藤 記)



コース図の赤は上り、青は下り。