金曜日に、前日入りしていた矢口さんより「雪が少ない」との連絡をいただき、半分あきらめていたが、ゲレンデは滑れるとのことだったので、土曜日は練習に徹することにした。
ゲレンデに出て、登行開始ポイントでシールをつけ、様子を見るために登ってみる。雪は少なく、ブッシュが出ている状態だったが、登れないことはなさそう。心配していたゲストの加藤さんも問題なし。翌日へ期待を残して、宿に帰った。
日曜日は、リフトの午前券を買ったので、山へ入る前に少し滑ることにする。何回か上部コースを滑り、休憩してからゲレンデ最上部へ。パトロールにコースをおしえてもらい、シールをつけて登りはじめる。宝台樹尾根は木や枝が出ている上に意外とやせていて登りにくい。前回は楽に上まで登れた記憶があるが、もはや初心者楽ちんコースではなくなっている。雪が少ないことと、木が数年分育ってしまったため、コースの様相が変わってしまったようだ。薮こぎ状態でやっとのことでピークまでたどりつき、木にしがみつくようにして沢に向ってしばらく下降。ようやく木の隙間ができ、ふかふかの乾いた雪がたまっている斜面に出た。全員大喜びでパウダースノーを満喫。今までの苦労がふっとんだ瞬間だった。そのまま沢に下りて、沢ぞいにスキー場まで戻り、宿に寄って帰路についた。
前回、まったく滑ることができなかったコース。今回も悪コースになってしまったという別の意味で苦労したが、登りも下りも前回のような辛さはなかった。今まで私を育ててくださったラ・ランドネのみなさまに改めて感謝したい。ありがとうございました。
(木村ゆ 記)
なぜか薮こぎ。。
ようやくリベンジ