ラ・ランドネ 2007年9月 ランドネ沢登り隊 産女川沢登り+栗駒山ピークハント山行報告

9月21日(金)

池袋西口バス乗場集合 22:50発 釜石行きけせんライナーに乗車、岩手県JR一関駅へ向けて出発。


9月22日(土)

行程概要

曇り勝ちだが時折青空も覗くなかなかの天気。0449 JR一関駅到着。近隣のコンビニで買出し。0530ジャンボタクシーで真湯温泉から桂川林道へ入りゲート地点で下車。入渓地点まで林道歩き。
0700入渓点着。沢の身支度をして入渓。美しいナメを遡行。ネット上の記録では高巻く滝も果敢に直登アタック、かなりのハイペースで遡行していく。
核心の大滝の手前にある8mの滝に上林さんが挑む。ザックからカヤック用のパドリングジャケットを取り出し着込む。やる気充分!幅広く落ちる水流の中、腰まで漬かって釜を渡り左下から右上に延びるバンド状のスタンスを伝って行く。水量が多くかなりの水圧を受けて釜へ落下した。
途中まで耐えて登ったがその後のスタンスが見つからないとのこと。再度挑戦するが再び釜へ落とされる。右から阿部さんが登りなんとか通過。大滝を左岸から巻いた後はナメ沢を過ぎると50分弱のゴーロ歩き。その後現れた8mのCS滝は左岸を竹内が登り滝上からロープを垂らしトップロープ?で登った。沢では都合よく支点が見つからず苦労する。次回はナッツを持ってこよう。


ここが限界


負けました

水温は意外に高くエメラルドグリーンの美しい釜に魅せられた竹内は思わず飛び込み、泳ぐ、潜る!その後も2回ほどザイルを出したがそれほど緊張せずに全員完登する。


意外と水が温かい

源頭が近くなるにしたがって再び美しいナメと滝が現れ、みんな暫し見とれ何度と無く記念撮影。最初は明るい時間に避難小屋まだたどり着けるか不安で、途中テン場を物色して歩いていたが結果として適地はなかった。しかしながら意外に早く源頭に近づいていた。登りつめた所が避難小屋の水場だった。
ありったけのカモノハシに水を補給し、小屋に至るよく踏まれた道をたどり1500笊森避難小屋着。藪漕ぎもなく快適なハッピーエンドとなった。避難小屋は今まで見たどの避難小屋よりも清潔で綺麗。仙台から来た単独行の先客あり。阿部さんとほぼ同郷ということもあり大いに盛り上がる。猪俣さんの素晴らしい山料理?を肴に、よく飲みよく食べ竹内・阿部のイビキ二重奏で避難小屋の夜はふけた。

美しいナメが続くが、天気がイマイチ


9月23日(日)

天気は快晴。0630 笊森避難小屋から栗駒山山頂を目指し出発。登山道を辿りけっこうキツイ上りを汗だくになりながら休みも取らずに一気に登る。0800山頂着。小休止。360度の展望を存分に楽しむ。
0830須川温泉へ向けて登山道を下る。0915昭和湖着。一般の登山客も多く明るい陽光の中で小休止。硫黄の臭い。温泉が湧き出ているようだが湖には立入り禁止で近づけず。竹内は再び泳ごうしたが断念。木道の湿原で団体家族連れのパーティとすれ違う。1030須川温泉着。露天風呂500円。源泉掛け流し。日差しが強く少々暑かったが、濁った泉質もいい感じで最高の露天風呂でした。
食堂でビールと食事をして1300電話で呼んだタクシーで一関駅へ。(バス便は朝と夕方しか無い!)阿部さんは実家に帰るためここで別れる。1440発東京行き新幹線で帰路に着く。このルートは沢・小屋・山・温泉と全てにおいてかなりポイントが高い。来年も再び訪れよう…。

(竹内 記)

参考データ
・一ノ関駅から笊森登山口までのジャンボタクシー料金:\14,320円
・須川温泉から一ノ関駅までのタクシー料金:\11,700円


最高に快適だった笊森山荘


好天の栗駒山山頂