2007年5月 会津駒ヶ岳・尾瀬燧ケ岳 個人山行報告

5月4日(土)

登山口(木の階段)7:35…1470m地点9:20〜9:30…会津駒ヶ岳山頂12:05〜12:50−1470m地点13:20〜13:30…登山口(木の階段)14:40

 前夜檜枝岐の民宿駒口に入り、宿の朝食をしっかり食べてから出発する。車は夏季の登山口まで入ることができた。昨年は国道から少し入ったところまで雪で埋まっていたのに比べれば今年の雪はかなり少ないようである。登山口の少し下まで行き車を停める。シールを着けた板を背負い出発(1100m/7:35)。木の階段を上り登山道に入る。40分ほど上ると雪が出てきたので板をはくが少し上ると雪がなくなりまた板を背負うはめになる。主尾根に乗ると雪もたっぷり出てきたのでここで板をはく(1470m/9:30)。ゆるやかな尾根をシールで上る。やはりシール登行は楽である。しばらく上ると樹林帯を抜け左手に奥白根山や燧ヶ岳が見えてくる。やがて右側に会津駒ヶ岳の山頂も姿を現す。2度ほど休憩した後、駒ノ小屋のピークを左に見ながらトラバースする。最後の急坂を上り切ると山頂に到着する(12:05)。奥白根山、燧ヶ岳、至仏山、景鶴山、平ヶ岳、遠くはややかすんでいるが360°が一望できる。山頂付近は多くの人でにぎわっている。山スキーヤー、ピッケルアイゼンで完全防備の登山者、長靴で来ている人、様々だ。10人以上の団体もいる。中川さんの持ってきたフルーツゼリーで喉を潤した後滑走に入る(12:50)。清水さんに続き山頂と避難小屋との谷を数ターン滑る。雪が緩んではいるがシュプールもあまりなく快適だった。すぐ右側の尾根にトラーバースぎみに向かう。樹林帯をコースを選びながら滑り、右の谷に入り込まないことを注意しながら尾根沿いに滑るとあっと言う間に板をはいた主尾根の取り付きに到着する(13:20)。30分だけの滑りであった。また板を背負い来た道を下る。ぬかるんでいるので転んだら悲惨だ。途中上りで確認できなかった電波塔を発見。人が両手を広げたぐらいの大きさしかなく少し離れると見えない。目印にするのはちょっと小さすぎるか。小一時間で登山口へ到着(14:20)。  滑走距離は短かったが、2年越で会津駒ヶ岳の山頂を踏み、天気も良好だったので満足して民宿に戻る。

(藤澤 記)


5月5日(日) 天候:快晴

御池P 6:30…広沢田代7:30…熊代田代9:00…俎ー10:30…柴安ー10:50…俎ー11:50…御池P 12:50

中川(L、記録)、藤澤(SL)、清水

午後から天気が崩れそうな予報だったので、民宿(駒口)のご主人に早く出発したいと相談すると5時に朝ご飯をつくってくれるという。 宿を5時45分に出発し、御池の駐車場から6時半には歩き 出す。案外雪は多くて駐車場からシールで歩けた。去年と違って周囲の景色を見渡しながら広沢田代、熊代田代と、楽しく登れた。俎ーの山頂には先客が10人くらいはいただろうか。 山頂付近は昨年より雪があり、ハ イマツの壁は雪で埋まっていた。時間もあるので藤澤さんと中川はスキーを置いて柴安ーに登ることにした。登山道を一度おりて登り返す斜面がかなり急で、登るのはよいとして降りてこれるのだろうか・・と一瞬不安がよぎる。案の定帰りにわたしは足を踏み外し、7、8メートルほど滑落してしまい、少しだけ怖い思いをした。俎ーに帰ってくるとさらに人が増えている。3/40人くらいはいたんじゃないか。 暑いので雪がべたべたになっていて、滑りは去年のほうが快適だったが、晴れた日の気持ちよさは何ものにもかえがたい。 燧の湯で汗を流して、渋滞のなか帰路につく。西那須野インターまでの道は去年同様新緑が目にまぶしいほどきれいだった。

(中川 記)