昨日の神楽峰のメンバーから藤澤さんを除く10名が早川さんのお誘いで「浅草岳スキーツアー」に参加した。ホテル大自然館前で安全祈願祭を参加者40名くらいとスタッフで行ない、小雨の中を6:30に出発。桜曽根の尾根から前岳、浅草岳登頂後、ピストンで下山が今回の予定だ。雨はすぐに止み、早く晴れ始めることを期待しながら林道をゆっくり進む。ガイドを先頭に山スキーの人、スノーシューの人、ハイクの人が入り混じり、ぞろぞろと賑やかだ。
何回かの休憩を挟み、900mを過ぎた辺りから急登が時々あり、私は方向変換で遅れがち、また大汗をかき始め汗でコンタクトがずれてしまい自主的に休憩。ランドネのメンバーは先頭のガイドにピッタリくっつきガシガシ登って行った。中川さんが沢筋のコースに消えていくのが見えたが追いつくのを諦め、私は緩やかなコースを選択するグループにくっついて別のコースでのんびり景色を楽しみながら登った。
参加者で地元のハイカーの人達がいろいろと説明してくださる。この辺りは狩猟が盛んだったこと、北に伸びる早坂尾根は40年前はブナの深い原生林だったこと、浅草岳は夏はさまざまなコースから登れ、南岳、北岳からのルートは特にお花が素晴しく楽しめるが危険な箇所もあることなど。新潟と福島県境にある前岳に着くとそこは絶景で気持ち良かった。
11:30過ぎには頂上に着くとの事だったので、ランドネの皆さんとはそこで会えるからいいやとばかりにマイペースでハイカーの人達とおしゃべりしながら歩きを楽しんだ。頂上で先着のランドネメンバーと会え休憩。一緒に来たはずだが頂上でやっと会うなんて恥ずかしいが、力がないのだから仕方なかったし、スタッフが後から付いて来るので気楽なところがツアーの良いところだ。
快晴になったお天気も雨が時折降ったりして寒くなってき始め、12:20そろそろ下山開始だ。以前はこのツアーはムジナ沢を滑ったそうだが、管理の面から今は往路の尾根に限定になったそうだ。私の場合下山も相当大変で登りでかなり体力を使い果たしているので、滑りを楽しむどころかボーゲンでただ降りるだけだ。早川さんがずっと後ろについてくださり、ヘトヘトになって出発地の大自然館横に14:00近くに到着。
先着のメンバーはスタッフが作ってくれた豚汁をすでに楽しんでいて合流する。あー終わった!と心から安堵する。私としては3回目の山スキーを経験でき怪我なく終えられたことにホッとした。前泊の浅草山荘の温泉に入り汗を流し帰路についた。お誘いくださった早川さん、車を出してくださった石黒さん、お世話くださった深井さん、他皆様のお陰で、好天に恵まれた思い出深い楽しい2日間を過ごせた事に感謝しています。
(室橋 記)