2006年4月 雨飾山 & 大渚山 会山行報告
- 日程 : 2006年4月8日(土)〜9日(日)(前夜発)
- 参加者 : 上林(L)、木村彰(SL)、野村、清水(記録)、猪俣亮(ゲスト)
4月7日(金)
21:00に西国分寺駅に集合し木村車にて出発。深夜1時半頃小谷温泉 栃の樹亭そばの駐車場に到着し、軽めの宴会後、車中とテントに分かれて仮眠。
4月8日(土)雨のち雪
小谷温泉--->テント場--->雨飾山P2 200m下--->テント場
6時に起床するが外は予報通りの激しい雨。テント予定場まで行くか明日に出直すかを、朝食をとりながら様子をみていたら、雪に変わり始めたので出発を決定。
9:10駐車場出発。重めの雪の降る中、林道を進み10:40キャンプ場手前の1,130m付近の平坦地にテントを設営し、身軽になり11時すぎに雨飾山へ出発。水分の多い重たい雪の中をラッセルしながらP4をめざす。急登な場面でスリップしたり、キックターンに手こずり、上林さんに後ろから押してもらい何とか登る。
休憩時にハンドテストをし、今日降った雪の下60cm位にグサグサの雪の層があり慎重に登る。P4直下で大休憩の後、稜線の雪庇を乗り越え13時すぎP4到着。暴風雪の中進む。
13:45 P3通過。
14:35 P2まで約200mの1,640m付近で自分の体力が怪しくなり、ここまでとしシールを外し、15:05に滑走開始。重いパウダーでコントロールができず転んでばかり。完全に腰が引けている滑りと指摘あり、なるほどと思う。奥ワセ沢に入らず東側を滑るが結果として滑走に適した斜面で、15:50大海川に降り滑走終了。周りの木々の風景を眺めながらの歩行で気分爽快。16:20テント場に戻る。かなり濡れて寒くなったが、テントに入り火を使うとすぐ暖かくなる。
夕食は亮介さんによる水菜のサラダ、水餃子。上林さんによるオクラとミョウガの和え物、チゲ鍋。アルコールが進む食事で、ごちそうさまでした。22時就寝。一晩中雪が降り続いてました。
4月9日(日)小雪のち晴れ
テント場--->湯峠--->大渚山--->湯峠--->小谷温泉
6:20起床。一晩で約20cm積もった。ベーコン入りの雑炊の朝食を食べ、テントを片付け大渚山へは登らず駐車場へ戻る木村さんと別れ、8:30出発。途中ルートを間違えるが、無事湯峠への林道に出て、鎌池付近の林道に荷物をデポする。この先は先行パーティーのトレースを使い湯峠に10:40到着。
雪はやみ、気温が上がりガスが立ち込める。ここまででバテてしまい、少々弱気になっていたが、「残り300mだよ」の声で気分一新!雪は昨日より重め。
急斜面を登っていると上林さんの知り合いの方が滑走してきた。世間は狭い?ガスの中稜線を進み12:15山頂手前1,540m地点で登りは終了。この先山頂まではナイフリッジになっている。集合写真をとり滑走準備をしていると、突然視界が開き雨飾山が見える。山の神様がご褒美をくれたみたい。
12:40滑走開始。昨日同様重いパウダーだが適度な斜度で楽しい。滑走はすぐ終わり13:05に湯峠到着。天気も回復し青空の中、デポ地点へ戻り荷物を背負い駐車場へ最後の滑走。悪雪の中テレマークの亮介さんは颯爽と滑る。
14:10木村さんの待つ駐車場へ到着。お疲れ様でした! 山田温泉で汗を流し21時すぎに西国分寺駅にて解散。
初めての春山?冬山?テント山行で緊張しましたが、上林リーダーはじめ木村さん、野村さん、亮介さんに助けられ大変充実した山行でした。ありがとうございました。これからも経験を積み、技術不足を少しずつ克服したいと思います。
(清水 記)