昼の12時過ぎに宿に着き、昼食後支度をしてゲレンデにでる。本日は新谷さんの『なだれ情報』によると雪崩の危険があるとのことで、ニセコの各スキー場の上部のリフトはすべて止まっている。ゲレンデで足慣らしをしてから樹林帯に入り思い思いに滑る。
本州は大雪で大騒ぎをしているが、こちらは例年並みか・・。夜、小野田さんたち3人が到着。東京から来るより、北見からのほうが、時間が掛かる。
矢口さんを先生に、本田さん菊池さんはゲレンデで練習。他はリフトが動き出すまで樹林の中を滑る。大坪さんが、樹林帯を出てすぐのポールに引っ掛かり膝を捻った由。大丈夫と言うことで山頂へのリフトに乗る。
スキーを担ぎ20〜30分で山頂に着く。上は真っ白で何も見えない。慣れた斜面なので、見えなくても大体どこを滑ればよいか分かるので心配はない。30センチほどの新雪の上を滑り始めるが、下の固いバーンに左右され快適には滑れない。段差が大きかったり、割れ目が出来ていたりする。
パトロールの話しでは、お正月に強い北風が吹いたため雪が硬くなった由。半ばまで下ると雪質が良くなり滑りやすい。そのまま花園のストロベリーを滑りに行く。大きな割れ目にびっくり!下の土が見え、人が落ちそうに大きかった。昼食後、アンヌプリ大沢へ移動。花園第3リフトを降り、ゲレンデに出るところで土屋くんに声をかけられた。10日まで滞在とのこと。うらやましい限り!
リフトを降りたところに『なだれ情報』が出ており、雪の状態が良くなり入山OKとのこと。大沢の右股を快適に滑る。素晴らしい新雪深雪!奥山さん内野さんはゲレンデを繋いでヒラフに戻り、残りのメンバーは大沢の左俣に入る。斜面の向きが少し西寄りになり、更に素晴らしいふかふかの斜面を跳ねるように滑る。16時5分のシャトルバスまで時間があるのでゲレンデを1回滑る。宿に戻ると武田さんが到着していた。昼ごろ着きゲレンデを滑っていた由。
夜、食事が終わりかける頃土屋くんが来る。食堂で飲んだあと、彼はお風呂に入り(タオル持参)、場所を部屋に替え宴会。女性陣は疲れて寝てしまう。失礼しました!
大坪さんは少し膝が痛むようで、大事をとってきょうはお休み。矢口さんと本田さん西村さんは本日もスキー教室。
大沢の入口にパトロール(新谷さん)が立っていて、雪庇の出来ている下の斜面を横切らないように、きょうは尾根を越えて向こうの沢にははいらないことなど注意された。スキーを担いで50メートルほど登り、斜面に入って行く。素晴らしい雪質! 北海道の小野田さんが「いい雪だねー!!」と絶賛する。午前中に大沢右俣に2回、午後からは左俣を2回滑り、ゲレンデをつないでヒラフに戻る。
北見の本田さんと西村さんは、お昼のバスで帰るので今日は滑らず。小野田さんは3時ごろのバスなので、お昼まで滑る由。
朝から降雪が続き、きょうは入れないかと思ったが、『なだれ情報』によると雪は安定しているとのことで、入山OK。しかし、斜面を切り尾根を越えて左俣に入ることはダメ。大坪さん岡安さん小林さん小野田さん金井の5人で右俣に入る。ふかふかの雪で楽しい!
午前中に2回、転倒などで時間がかかり、降りてきたらお昼近く。午後から、岡安さんと金井の二人で再び右俣を滑りに行くが、ゴンドラに乗っていても前のゴンドラが見えないほどの降雪だ。上部は2時間半ほどの間に30センチ近くも新たに雪が積もり、先ほど登った斜面を登ることができない。仕方なくゲレンデを少し下ったところから入るが、ホワイトアウトになりそうで良く見えない上、すごい深雪でバランスを崩し転んだ。片方のスキー板が潜り、岡安さんに掘り出してもらいビンディングをはずし、やっと立つ。沢床に降りてからも見た目には変らないのだが、下が踏まれていないところに乗るとバランスを崩しふかふかのなかに倒れこんでしまう。ゲレンデを繋ぎヒラフに戻ったが、上部ゲレンデはどこも圧雪されておらず最後まで新雪深雪を楽しんだ。
良い雪に恵まれ、新雪深雪を十分楽しめた今回のニセコであった。
(金井 記)