2005年2月 八甲田山 山行報告

(東京スキー協傘下5クラブ共同企画)

日程:2005年2月11日(祝)〜14日(月)

ランドネ参加者:L合田、SL森、SL石黒、SL深井、成瀬(会計)、矢口、金井、中館、佐藤(直)、潟見、山本、遠藤、深井夫人(ゲスト)、成ヶ澤(ゲスト)、中川(記録)  15名
三多摩山スキークラブ9名、こなゆき10名、スノーモンスター6名、エーデルヴァイス4名、 青森スキー協斎藤氏1名  合計45名

2月11日(金) 雪 午前 モッコ沢コース(山頂駅南側から直接入る)
午後 変則モッコ沢コース(山頂駅北側フォレストコースの途中から入る) 連休初日ということで旅館もロープウェイもたいへん混んでおり、山頂駅を出発できたのは12時を過ぎていた。外に出るとものすごい風で、ちょっとびびってしまった。視界も悪く、なぎ倒されそうな風の中おそるおそる滑り出す。昨日からの積雪が50センチもあり、ちょっとした斜面ではノートラック部分に入るとスキーが動かなくなったが、雪質は軽く、滑りは気持ちよかった。人数が多いので行動に時間がかかり(視界が悪いのでガイドさんが小刻みに止まって後続を待つので)、林の中に入るまで風の強い場所では待ち時間の寒さが辛かった。 樹林帯に入ると雪も風もおさまり、雪の降り積もった木々(雪桜というらしい)がとてもきれいだった。雪が多くて気温が低いので林の中でも樹氷もどきができており、珍しい現象だとガイドさんが言っておられた。 モッコ沢でも自由に滑れるところは限られており、それ以外の部分は踏み固められた狭い林間コースを走り抜けるという具合だったので、へたくそな私は速度調節のため深雪に入っては埋もれて動けなくなったり、無駄にこけたりを繰り返していた(それでも雪桜の林の中を通りぬけるだけで楽しめたが)。 午後からは人数が多すぎるため2班に分かれガイド2人についてもらうことになったが、同じコースを行くので待ち時間問題はほとんど解消されなかった。 スノーモンスターのメンバーの方々が雪による車両通行止めで遅れたため、結局この日は合流できなかった。夕食後は各クラブメンバーの自己紹介があった。

2月12日(土) 雪 午前 モッコ沢コース
午後 変則モッコ沢コース 昨日と同じく山頂駅を出ると突風が吹き荒れている。この風だけはどうにかしてほしいと思いつつも、だんだん慣れてきた。A班とB班の滑走順序が入れ替わり、この日はランドネが先頭を滑らせていただいた。雪も積雪30センチと、昨日よりもさらに軽くて滑りやすかった。 視界は昨日と同じく悪いのだが、一回の滑りが短すぎる・・・(場合によっては4ターン未満)という訴えが受け入れられ、開けた斜面ではガイドさんがかなり長い距離を自由に滑らせてくれたので気持ちよかった。私はそこでもよくこけるので結局4ターン未満の繰返し・・・みたいになっていたが。 午後からは、足がつった人と膝を痛めてしまった人がいて、心配な場面もあったが、お二人とも自力で降りてこられてよかった。送迎バスの到着まで多少時間があり、リフトを一本だけ滑ることになったのだが、合田さんがリフトから落ちてしまうというハプニングもあって楽しかった(お怪我はなかったようです)。

2月13日(日) 雪のち曇り 午前 モッコ沢コース
午後 銅像コース この日もなぜかランドネが先頭で、午前中はモッコ沢コースを滑る。午後から多少風雪が弱まってきたので銅像コースに行くことが決まり、はじめてモッコ沢以外のところに行ける・・・と嬉しがる。 前嶽手前の平地まで広くて快適な斜面を滑り、このツアーで始めてシールを着ける。この頃になると曇りながらも視界が開け、樹氷の連なりが遠くまで見渡せて美しかった。前嶽を北側に回り込む道はラッセルもほとんどなく、大きく育った樹氷の中を進む。前嶽に出るとちょっとだけ登る感じで中腹までシールで歩き、滑走開始。雪もよくてほんとに気持ちのよい斜面だった。下の林間を滑る頃には晴れ間も見え始め、林の中がとても美しかった。ガイドさんいわく8日ぶりくらいで青空がのぞいたらしい。 最後の夜は、ランドネの一部メンバーが乱れすぎて?障子の桟を壊すという事件もあったが、他のクラブの方々ともいろんな話ができて、楽しい一夜を過ごした。

2月14日(月) 雪 午前 モッコ沢コース
午後 モッコ沢コース(2本) 人数が20名弱にまで減ったのと、平日でロープウェイが空いているということもあってモッコ沢コースを3本やれた。

4日間とも天候が厳しく、雪が多すぎ・・という事情もあってモッコ沢コースばかりを滑ることになりましたが、個性的な?メンバーの方々と本当に楽しい4日間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。

(中川 記)