2005正月十勝岳 会山行報告
日程:2005年1月1日−1月3日
1月1日 十勝岳(メンバー:三浦会友、池田、市原、井上、他1名)
井上は09:00白銀荘にて宿泊組と合流。10:00白銀荘出、晴、気温マイナス18.0度、ほぼ夏道通りのルートで登頂。途中まで展望抜群、避難小屋を過ぎての登りから強風、ガス。1800m前後から凡そ気温マイナス25度、風速15m/sec、体感温度マイナス40度程度、頂上への登りにクトー(スキーアイゼン)装着。 13:30頃、十勝岳頂上、強風、展望無し、他グループ無し、風下で滑降準備、頂上から美瑛岳方向へ廻り込んでグランド火口とスリバチ火口の間へ滑降、風下は快適な深雪、途中強風で雪少ないところもあったが、後は重い深雪、三浦会友のナビで深雪を楽しんで白銀荘着。
1月2日 三段山(メンバー:三浦会友、成田、市原、小野田、井上)
10:00 白銀荘出、曇、 気温マイナス8.0度、当初は風無しも樹林帯を出てから上部は強風、頂上直下のホワイトアウト状態で後続組が先行組のシュプールを見失い、先行組2人は登頂、後続日和見組3人は旗を頼りに風下に下降、休憩し、先行組の下降を待って合流、深雪を存分に楽しんで白銀荘に戻る。
1月3日 三段山(メンバー:三浦会友、成田、菅野夫婦)
10:00 気温高目も強風、4人パーティー出発、井上は凍傷治療のため下山。
白銀荘からの十勝岳
初参加の弁:
・今回、初めて兼用靴を購入し、初使用。でもビンディングは昔のジルベレッタ400のままで兼用靴との調整不十分でセーフティが甘く、よく外れて装着に時間と労力を要し、パーティーに迷惑をかけた。また、今回、新規購入した手袋ではうまく身の回りの面倒ができず、厳寒強風下で手袋を外して凍傷になってしまった。目出帽着用で眼鏡は厚く着氷し、視界不良で歩行に難行した。が、結果的には眼鏡無しでそれほど支障ないこと確認(下山滑降はメガネなし、ちなみに視力0.1)。
・2日目の三段山では、市原さんに凍傷(指)の手当てを受けた後、眼鏡無し、ミトン手袋に使い捨てカイロを入れて山行。 樹林帯を抜けて途中から強風になったが顔面マスクの着用が遅れ、顔面軽い凍傷。
・三浦会友は十勝連峰周辺を熟知!三段山は何度か経験済ではあったが、今回はいろいろと勉強となった。
・反省:山スキー再開後は単独行ゆえ、好天下のマイペースな山スキーばかりであったので、装備等は昔のままで特段支障なかったが、悪天候下でのパーティー行動では装備が合ってないとパーティー全体に多大な迷惑をかけること判明し、後日ステップインのビンディング(ディアミール)を購入した。また、眼鏡対策にはコンタクトレンズとするのが手っ取り早いが、ファン付きゴーグルの有効性を検討したい。今回、初めてストックに深雪用リングを追加してみたが、その分、リングの先が短くなり、急斜面の固い斜面ではリングが邪魔してストック操作がうまくできないことがあった。全体として、兼用靴とビンディングとの調整不充分やインナー手袋の持参忘れなど事前の準備、判断があまかった。
・今回を契機として、初めての新品投資(靴)を回収すべく、山スキーに励みたいと思っている。なお、食事は自炊宿白銀荘で一番豪華であった。2日の菅野シェフの料理は素晴らしかった。良く飲み食べて駄弁った楽しい正月であった。
井上 記