黒姫山(会山行)
2004年2月28日(2土)〜29日(日)
メンバー:金井(L)、鈴木、深井、ゲストA氏
28日 快晴 旧第3リフト下9:00―リフト上の小屋9:47〜10:00―東尾根の頭(1970M)11:50〜12:50―テント場近くのゲレンデ14:00
黒姫高原スキー場で池袋発のスキーバス組3人と、妙高高原に滞在中の深井さんが朝5:30
頃合流する。以前と違いコスモプラザという立派な建物があり、早朝のスキーバス到着に合わせてオープンしてくれる。早速身支度を整え、シールをつけてゲレンデの下部を横切り、ランドネ指定の林の中にテントを張る。
8:20頃第1クワッドに乗れ、8:40始動の第2ペアを待ち、旧第3リフトの乗り場まで上がる。深井さんの話しだと昨日は雪。ラッセルかと思いきやトレースがあり、汗だくになりながら50分弱で上の小屋まで上がる。途中で女性1名・男性2名の静岡の若い3人パーティーに先行を譲った。結局この3人と私たち4人の計7人で稜線に向けラッセルが始まった。30〜40センチの降雪があったようで、膝までのラッセル。3人組は速く力強く、ラッセルは嫌いじゃないという彼女・ラッセルマンといわれる彼などに半分以上助けられ、ひと休みもせずに1時間50分ほどで、1970mの東尾根の頭に出た。私たちがランドネのメンバーと判ると、若い彼女が「いつも、ホームページ見ています。今回も出るかな−?ランドネですって!」と他の二人に声をかける。一人の彼が「今、十石の小屋を管理しています。いつでも使えるようにしてありますから、またどうぞ使ってください!」と親しげに話された。こちらも、いつも使用させて頂いているお礼を言い、竹前さんのことをお話ししたり、岡安さんのお名前がでたりしてなごやかな雰囲気だった。
世間は狭いなー!の感しきり。彼らは、登山道の尾根を滑るようだった。そのうち5・6人のボーダーパーティーが登ってきたが、彼らも登山道の尾根に行った。あちらの方が斜度は平均的にやや緩いが、新雪深雪なので少し斜度のあるほうが楽しい。一応、弱層テストをする。30〜40センチの新雪の下に表面が薄汚れた硬いざらめ状が10センチほどある。境目が弱層になっているのがよくわかる。さらに20センチほど柔らかい雪質でまた弱層がみられた。深井さんの話しでは、妙高の連山荘の佐藤さんとも話したが、今年ほどおかしな年はないとのこと。前山の高速リフトの横で底雪崩がみられたりする由。あまりに、暖かい日が続き斜面が解け出したところに寒気が入るというような春山のよう。黒姫も登りの途中、太い木の周辺にぽっかり深い大穴が開いていた。一度解けかけた上に降雪があり、更にその面がずれたためあのような穴が出来たとか。3月の終わりにはどうなっているのか恐ろしいようだ。
先週の会津駒に続き、今週も素晴らしい展望で、はるか日本海までも、そして先週の会津の山々も真っ白に耀いて見えた。昼食をとりながら1時間ほどのんびりして、東尾根滑降開始。快晴で気温も高いため、日当たりのよい斜面は表面がすこしクラストぎみ。東尾根よりやや日陰の左にコースをとり、新雪深雪の気持ちのよい樹林帯の急斜面を飛ぶように、落ちるように滑る。滑りピカいちの深井さんに先行していただき、リーダーともなるといつものように先に飛び出して行くわけにもいかず私はラスト。1670mあたりで右よりに軌道修正し、1396m台地状尾根のラインに乗り、1470mで時間もたっぷりあるので休憩。静かな明るい林の中、予期せぬ素晴らしい雪質に感激!テン場そばのリフト下に出たのが14:00。テン場に戻り、暖かいので5時ごろまで外で飲みながらゆっくり時を過ごす。
GPSによるルート図
29日 雨
6:00起床。雨!軟弱なリーダーの私は「雨はいやー!行きたくない!」と号令をかけ、深井さんが携帯で調べてくださった10:00オープンの苗名の湯にテントを撤収後直行。誰も考えることは同じで、温泉はすぐに超満員。黒姫のそば処『たかさわ』でおいしいお蕎麦を食し、深井さんにゲレンデまで送っていただき14:50発のスキーバスで帰京。(金井 記)
費用:スキーバス(池袋−黒姫)片道3900円(池袋まで20箇所くらいからシャトルバスあり)、リフト代10回券3000円、杉野沢温泉苗名の湯400円