尾瀬縦走(燧ケ岳)
4年越し3回目の挑戦でようやく"遥かな尾瀬"を制覇
日程:2004年3月20〜22日
メンバー:土屋L、村上、上林、木村(ゆ)、野村
3月20日 檜枝岐(11:45)―七入(13:30)―御池(16:00)
11:30電車、バスを乗り継ぎ、ようやく檜枝岐(中土合公園)に到着。予報では雨(雪)予報だったが、かろうじて曇り。バス停付近の路面も乾燥状態なので、その場で登高準備に取り掛かる。11:45いよいよ遥かな尾瀬へ出発。最初は除雪路で板を担いで移動し、ミニ尾瀬公園付近よりシール歩行可能となった。前方より犬の散歩の人にあった。その人は、細いスキーを履き、犬に牽引されている。楽チンで羨ましい。13:00七入で大休止。この辺より僅かに雪が飛来、不安だ。七入から撫平間は急な斜面に林道が九十九折れでへばりついている。当然九十九折れの林道を全てシートカットし最短コースで撫平へ向う、途中何ヶ所か急斜面もあったが、問題なく通過。撫平のなだらかな台地をのんびりと歩いていると西の空から青空が覗いて来た。
16:00御池の駐車場の裏に静かな平らな樹林帯がある。そこを今夜の野営場所に決定。のんびり野営の準備をしているとみるみる天気が良くなる。よし、明日は予定通り最高の条件で尾瀬に入れる!! 17:00野村シェフの夕食で宴会に突入!メニューは前菜(海の恵海草サラダ、ポテトサラダ)、スープ(森のキノコシチュー)、箸休め(ガーリックトースト+クリームチーズ)、主菜(キーマカレー磯辺風味、キーマカレーサンチュ巻)、ビックリするぐらい充実した夕食だ。今後ともよろしくお願いします。
3月21日 御池(07:20)―広沢田代(08:30)―熊沢田代(09:30)―燧ケ岳山頂(11:00)―ナデ窪沢―尾瀬沼北端(12:30)―尾瀬沼南端(13:30)―三平峠(14:00)―一之瀬(15:00)―大清水(15:30)
05:00起床。今日は1日かけて尾瀬の核心部を縦断する重要な日。お天気の神様が味方してくれて、完璧な快晴無風だ。朝食はカレー風味ラーメン。昨夜の残りのひき肉にヒットすると小さな喜びを感じてしまった。07:20燧ケ岳に向けて出発。要所要所で雪田(田代)があり、そこで休憩を取りつつ、高度を稼いで行く。安全を見て最終樹林帯上部でクトウを装着し、頂上に向けてもう一踏ん張り。11:00燧ケ岳頂上に無事到着。燧ケ岳は東北地方以北で最も高い山であり、眺望は申し分ない。ゆっくり休憩後、待望の尾瀬沼に向けて大滑降だ。当初安全を見越して長英新道の樹林帯を下る予定でしたが、ナデッ窪沢の条件があまりにも良いのであの急斜面を一気に尾瀬沼に下降することにした。12:30尾瀬沼北端到着、ホントにアッと云う間でした。3度目の挑戦でやっとの思いで辿り着いた尾瀬沼も実はスノーモービルの遊び場でした。チョッと興ざめかな?これより、結氷尾瀬沼縦断です、何故か二班に分かれて。先行班は土屋,木村。最初は尾瀬の雄大さに感動するも、尾瀬沼のあまりの大きさに、"疲れたー、暑いー、景色が単調だー"など
ブツブツ。後続班は村上,上林,野村。尾瀬の雄大さに時間を忘れのんびり尾瀬沼縦断。途中何度も後を振り返っては、燧ケ岳の雄姿、ナデッ窪沢のダイナミックなダウンヒルコースを見とれていたようです。
13:15ようやく??尾瀬沼南端で大休止。大清水から尾瀬沼までの客は意外と多いようで、この辺にはスノーシューの痕跡がある。14:00最後のシール登高行を終え三平峠に到着。樹林帯の中にある小さな峠でした。三平峠からも素晴らしく快適な樹林帯滑走し、一之瀬へ。16:00本日のゴール大清水に到着。一之瀬からは未除雪の硬い雪の林道を疾風の如く滑走。大清水には水場がある。今日も盛大な宴会が出来ます。17:30土屋シェフ+村上シェフの夕食で宴会に突入!メニューは前菜(海草サラダ、インゲンアスパラのごま和え)、箸休め(非常食兼ツマミの乾き物)、主菜(野菜山盛りのモツ煮込み)、今日もなかなかの夕食だ。本日の充実ぶりを皆で再確認しつつ、23:00まで宴会はつづく。
3月22日 大清水(07:50)―戸倉温泉街(10:15)
06:00起床。今日は戸倉温泉まで除雪路をただ歩くだけ、のんびりスタート。木村シェフによる朝食はチゲ雑炊。三つ葉、半熟卵と隠し味のバター風味が食欲をそそる。07:50道路脇の雪を拾って滑る上林さん、諦めてとっとと、板を担ぐ他の面々。結果的には上林さんが大正解。7割程滑走できていました。10:15戸倉温泉街到着。日帰り入浴を探すも、なかなか見つからない。なにせ、今日は平日月曜日しかも午前中。何とか温泉を探し出し入浴後、帰京。
その後、戸倉―鎌田(バス)で第一次乾杯。沼田―新前橋(上越線)で第二次乾杯。新前橋―上野(高崎線)で第三次乾杯。帰京してみると、冷たい雨。尾瀬のほうが暖かい??