火打山〜妙高前山(滝沢尾根)会山行報告
日程:2004年3月27日(土)〜28日(日)
参加者:土屋(L)、岡安、金井、石黒(記録)
3月27日(土)
10:30三田原第3高速リフト終点〜12:30三田原山〜13:15黒沢池〜14:00高谷池ヒュッテ(泊)
妙高高原駅に集合し、杉ノ原スキー場に向かう。駐車場付近では天気はあまりよくない。三田原第3高速リフトで1850mまで一気に高度を稼ぐ。リフトの途中から青空が広がる。三田原山方面に登る人もかなり多いようだ。三田原山までは標高差400mほどの登りだが、土屋さんの巧みなペースメークで順調に高度を稼ぐ。途中で大坪さん(プライベート山行)に出会った。三田原山から黒沢池までは思いのほかに良い雪質。私(石黒)のみ転倒を繰り返す。このところ悪雪ばかり滑っていたので、久しぶりの新雪に戸惑ってしまった。黒沢池から少し登り返して高谷池ヒュッテに到着。ほぼ満員だったが、土屋さんの顔で「自然を滑る会」の方から場所を空けてもらう。夕食まで時間もあるので土屋さんと黒沢池方面に一本滑りに行く。黒沢岳付近からの斜面はカリカリのアイスバーンで、楽しむには程遠い感じだった。夕食はこれでもかとばかりにおいしい料理が次々と出てきた。日常生活よりはるかにおいしいものを山小屋で食べることが出来ました。食担に感謝です。
3月28日(日)
7:10高谷池ヒュッテ発〜9:10火打山山頂〜9:50高谷地ヒュッテ10:40〜13:40外輪山下降点〜14:15光善寺池下〜15:10赤倉スキー場〜15:20赤倉スキー場駐車場着
本日も天気は最高。必要な物のみ持って、火打山に向かう。雪面も少し緩んでシールの効きも良い。小屋から2時間ほどで山頂に到着。火打山はアイスバーンのことが多いと聞いていたので滑り始めは注意していたが、多少モナカ気味ではあるもののまずまずの雪質なので安心してどんどん滑る。岡安さん、金井さんによるとこんな雪質は珍しいとのこと。アッという間に滑り降りてしまう。わずかに登り返して高谷池ヒュッテに戻る。小屋の中は陽が射していてとても気持ちがよくて、このまま昼寝をしていたいような感じだった。三田原山を目指して登り返す。時間が遅くなったので深井グループと合うことはできなかった。三田原山を通過して適当なところから外輪山の内側に降りる。一見するときれいな雪だが、重い深雪で滑りにくい。その後の急斜面はところどころ凍っていて気が抜けない。中間付近で岡安さんが転倒。スピードは遅いが斜面が急なのでなかなか止まらない。締具の踵の固定が甘くて、途中ではずれてしまったとのこと。谷を越えて反対斜面をトラバースするが、距離が長いのでなかなかたいへんだった。光善寺池の少し下から滑り始める。2050mから720mまで標高差1300mあまりの滑降が始まる。途中でザラメ状の快適な雪になり、どんどん滑り降りる。特に滝沢尾根の疎林は良い雰囲気だった。途中でルートをはずしそうになるが、土屋さんのリードで正しいコースに戻る。雪が重くなってきた辺りで赤倉スキー場の中間部に出る。ゲレンデの駐車場に別行動の深井さんグループに迎えに来てもらう。赤倉スキー場から杉ノ原スキー場への移動手段を考えていなかったので助かりました(本当は計画に織り込み済み?)。
リーダーの人柄のおかげで天候にも恵まれ、美味しい食べ物もたくさん食べることができて楽しい山行になりました。
石黒 記