妙高赤倉山・三田原山
2004年3月6日〜7日
メンバー:深井(L)、佐藤、潟見、田中、上林、細田、猪俣

3/6(土)
連山荘へ一旦集合し、池の平スキー場の第2リフトの降り場から赤倉山へ。時折強い風が吹くも、天候はまあまあ。上部の尾根が細く急になる直前の1960mあたりまで 登り滑走。数mおきに雪質が変わるが柔らかいところを選びつつ滑走を楽しむ。池の平スキー場上部から連山荘へ直接戻る北斜面はふかふかの深雪を楽しめた。 登っている途中で何度か弱層テストをしたが、みごとな弱層があり軽くストンと落ちて 非常に不安定だった。

3/7(日)
夜の間に宿あたりも30cmの積雪があり、積雪が続いている。 連山荘のご主人 佐藤さんにお付き合いいただき、三田原山へ行くために妙高杉ノ原スキー場へ。高速リフトを3本乗り継いで行くが、ゲレンデ内も深雪状態で風も強い。天候が悪く誰も入山しておらず、久しぶりに先陣を切って出発。すねあたりまでのラッセルだが、気温が-10℃以下で雪も非常に軽い。雪崩が良く起こる沢の横断部で やはり昨晩積もった積雪のうちの表面の10cm程度が綺麗に落ちた。稜線が近づくにつれ強風となるが、約2時間で全員が稜線に着きツェルトをかぶって一息つく。外輪山の内側に滑り込んで滝沢尾根に出る予定だったが視界が悪く雪崩の可能性があるため笹ヶ峰側に滑走開始。適度な斜度で妙高としては極上のパウダーで皆歓喜をあげて滑る。強風の中登った甲斐があった。樹林帯に入り、沢に下りる急な斜面で細田さんの足元が崩れ小規模な表層雪崩が発生し、一瞬 巻き込まれた細田さんの全身が埋まったが、本人の手ですぐに顔を出せる深さだったので事なきを得る。雪が深いため ほんの少し離れているだけで現場にたどり着くのが大変だった。天候が不安定なため、雪の下は危険がいっぱい。林道にでて、杉ノ原のスキー場まで歩いて無事終了。強風と低温で久々に冬山を味わい、充実した一日だった。登りのラッセルで張り切りすぎて、視界の悪い中 後続と離れてしまった上林は少し反省。(久々に本当に楽しいラッセルだったもので...またスイッチが入ってしまいました)

(上林)