尻焼温泉から野反湖へ
2003・3月1日〜3月2日
メンバー・・岡安トキ(L,記録)・大坪俊郎(SL)・金井多計子・中館敏子・鈴木郭之 

2・28(金)
 週末は低気圧の接近で、くずれるが回復は早い・の予報で、山は行って見ないと分らない、エスケープルートもあるからと、大坪車で夜発、六合の道の駅にテント泊。

3・1(土)・・曇りのち雪
 尻焼温泉をへて白根開善学校の先のゲート前に駐車。シールで林道歩き1時間で馬止メ口へ。ここ4日間の好天で積雪は硬く安定しているので、ネックのミドノ沢は順調にスキーで渉り、2万5千地形図 破線のコースをらくらくのシール登行で天狗原南面の針葉樹林帯にテント泊。後半は小雪、ガスの中の行動だった。
(ゲート8:30−テント14:10)

3・2(日)・・晴れ
 夜半より、風雪強く午前四時頃、端に寝ていた岡安は、雪の氷嚢攻めに遭って目覚める。外に出るのも困難なほど吹き荒れている。日が出てきたが、強風は収まりそうになく9時まで様子をみたが、撤退することにした。テントの中でパッキングして、最後にテントをたたむが、テント本体は20センチ、フライの頂点には7センチほどの亀裂が生じ、ポールも少し曲がってしまった。原因は風で吹き飛んだ木の枝が直撃したからのようです。(会のテントです。すみません)
天狗原を南東に通過する時は、耐風姿勢でも転んでしまう地吹雪だった。登行した尾根の一つ西の尾根(ミドノ尾根、通称バレンタイン尾根)を下り、途中でミドノ沢を右岸にうまく滑って渡る。ここからは昨年事故で緊急退却した時の同じルートだが、ミドノ沢側に下り過ぎてヤブが濃くなり、シールを貼りなおして急斜面を50mばかり登り返し、鷹巣尾根の末端の尾根に出て、馬止メ口に。林道は昨夜からの風雪で全面雪。漕ぎながらもゲートまで滑っていけた。(テント9:30−ゲート14:00)

今回も野反湖までの縦走は出来なかったが、回数を重ねる程にテントで行く、この山域の渋い魅力にはまっていくようです。またチャレンジしたい。

(岡安)