山スキー入門 机上講習会
2003年1月29日(水) 1900〜2110
渋谷区立勤労福祉会館 第3洋室
参加者: 8名 矢口政武、朝飛照夫、木村 彰、杉原鉄夫、榊 陽、池田和行、大坪俊郎、合田英興(司会、報告)
受講者:14名(例会ゲスト4名+初参加者10名)
講義内容:
@ 山スキービデオ 文部省登山研修所編『高みへのステップ』
A 山スキー滑降技術 木村 彰
B 山スキー装備 合田英興
C 山スキーとリスク 大坪俊郎
D 欧州アルプス山スキー 榊 陽 ビデオ『2000年オートルート記録』
E クラブ紹介 池田和行
F 山スキーサバイバル 杉原鉄夫(講師都合により講演順序を変更)
G 最終質疑応答
成果:
@ 受講者数は14名と当初の見込み数を上回り、ロの字型机レイアウトの関係上ほぼ満室状態になり、相当な盛況感を呈した。
A 講師陣は運営委員を主体に6人と人数が揃い、短時間ながら要点を網羅しており、受講者には山スキーの概要を理解して貰えた模様。
B 当会初企画で不安もあったが、各講義とプレゼンテーションは雑誌告知内容に恥じない水準であり、当会は文化的人材の宝庫と改めて認識した。
分析:
@ 受講者の講習会情報獲得手段は、例会(ゲスト)4名、ホームページ5名、店頭チラシ2名、岳人2月号2名、山渓2月号1名と、例会ゲストも含めるとホームページが圧倒的であり、月刊誌の動員効果は予想外に小さかった。
A 受講者の年齢構成 20代 30代 40代 50代 60代 合計
男性 − 3名 − 5名 1名 9名
女性 1名 2名 1名 1名 − 5名
B 受講者の山スキー歴 無い 1年 5年 無回答 合計
男性 3名 4名 1名 1名 9名
女性 3名 2名 − − 5名
C 同ゲレンデ歴 1年 10年 15年 20年 30年 50年 無回答 合計
男性 − 3名 1名 1名 2名 1名 1名 9名
女性 1名 2名 1名 − 1名 − − 5名
D 平均的受講者像は、ゲレンデ歴は相当あるが、山スキー歴は無いか浅い人が多く、年齢は男性なら50代主体で30代も多く、女性は若手を中心にバラけた。
課題
@ 当初の計画では、講師説明は短時間で終え受講者質問を主体とする対話形式を狙ったが、説明内容の初心者対応が不十分なのか、結果的には片側通行主体となった。
A 講師レジュメ制作は各講師に任せたため、紙サイズと形式がまちまちとなったうえ、折角のプロジェクターも部屋設定条件の関係から見えない受講者もいた。
B 受講者の1/3は女性であったが、会員の女性参加者はゼロであり、男性も若手は池田委員だけと、受講者が描く当会像の偏り修正に相当な努力を要した。
この種の講習会は、新人獲得目的の観点から手間対効果に充分注意しながら、種々模索しつつ立案し実施するしかないため、会員各位には一層のご協力をお願いしたい。