雪崩ビーコン練習会報告
2002年11月9日(土) 1300〜1500 於:明治神宮緑地 晴 気温13℃
参加者6名: 倉崎次雄、小林迪子、榊 陽、鈴木郭之、平野裕也、合田英興(報告)
使用ビーコン:OrtovoxF1-focus 2台、Pieps457 1台、Pieps457 Opti-4 2台、
Mammut Barryvox 1台 (杉原機1台借用により各人1台体制で練習)
講師: 合田英興
成果 @ 明治神宮奥深くに広いオープンな緩傾斜芝生地があり、周辺に金属を含む構造物がなく電波が乱反射しないため、惑わされることなく練習できた。
A 参加人数が6人と少ないうえに未経験者は1人であったことと、練習リーダーが1人であったため、当初の手順どおり円滑に短時間で練習できた。
B 送信ビーコン宝捜しは40〜50m範囲内で5回実施したところ、最初のうちは2分台で最後は約1分、平均1分半程度と総じて素早く発見できた。
性能 @ 使用機種が4種類あり、周波数が同じで操作方法が違うだけでなく、最大受信可能距離には相当な差があることが判明した。
A 使用する電池状態に大きく影響を受けるため単純比較は出来ないが、ランプ表示なしのPieps457が約70mと最大であり、最新型のPieps457 Opti-4は2台とも(1台は現地で新品電池に交換)何故か約15mと最小距離であった。
課題 @ 次の機会には、全機種同一電池を使用して、送受信可能距離について比較したい。また気温の低い雪上で実験するのが一番ながら、実際的には無理かと思う。
A 捜索能力には個人差があり、慣熟速度の差も大きい。 従って、実際の捜索には捜索名人が当たるのが良いが、本人埋没もあり得るので全員の能力向上が必須。
今後とも、各雪崩ビーコンの特性を把握し、使いこなせるようになることを目的として、機会あれば短時間でもビーコン練習はしたいと思いますので、各位ご協力願います。
OrtovoxF1-focus Pieps457