平標山

3月9〜10日(日)

参加 4人:青木(L)、大坪、金井、鈴木(ゲスト)


9日(土) 無風快晴 越後湯沢駅集合8:30…小学校前河内沢別荘管理事務所(駐車)…別荘外れ9:50…(仮称)西尾根上1650m12:50〜13:10…平標頂上13:50〜14:00−−ヤカイ沢滑走−−ヤカイ沢下部14:30−−テント場15:00(車を取りにいく)
 神立スキー場で仮眠した3名と青木は越後湯沢駅で集合、除雪された道路を別荘入り口へ走る。別荘事務所で駐車の了解と登山届を受領してもらい,別荘地外れからスキーをつける。積雪は昨年同時期よりも0.5m少なく、ヤッケも不要な気温。あまりの好天にヤカイ沢を先へ予定変更、先行者のトレースを追い西尾根に向かう。正面に展開するヤカイ沢上部は昨年より傾斜がゆるく見える、積雪量の関係か? 昨年同様、松手山側は底雪崩も出ているが、ヤカイ沢はきれいな雪面。尾根途中でスリップのため鈴木さんクト−着用(帰着後シール幅が狭いと判明)。ラッセルもなく、所々の硬雪に注意し、苗場スキー場を横に、雪を冠った浅間を正面に見ると尾根頂部に飛び出す。仙ノ倉と競りあがりながら頂上まで登る。頂上から引き返す先行パーティーをおいて下降点へ稜線を北上する。中央の薄いブッシュを目標に滑走(とはいいながら、ぼてぼてのターン)。高温に表面の新雪が団子になって転がる、森林帯に入って、無木立の大バーンを汚すシュプールを振り返り、雪と技量の無いことをなげく。テント周囲でビーコンの練習をして訓練のお茶を濁し(PIEPSの受信操作も忘れていた)、金井さんお膳立ての「きりたんぽ」に、車&テントの贅を堪能する。
10日(日) 無風快晴 テント場(車を駐車場へ返す)8:30…平標登山口9:30…稜線11:00…(仮称)西尾根分岐点1850m11:30〜50−(西尾根南の沢)滑走−登山口12:20−テント場12:40 大坪車で帰京
 個人山行の上林、土屋パーティーをテント内から見送り、ヤカイ沢の目標を果たした後、あまり期待しないで河内沢の林道に入る。夏道を離れ、1300m辺より尾根筋をたどる、途中、クト−を着用し、西尾根との間の沢を観察しながら上部を登りきり、西尾根の分岐まで登る。稜線を少し滑り、雪庇の出ていない沢筋上部へ滑り込む、浅い湿り雪で、昨日と打って変わった快適な滑走を楽しむ。雪崩跡ののどを避けて、尾根森林帯へ逃げる、ブナの森林帯も適度に硬く、ターンの斜面をつなげて降りる。斜度の落ちたカラマツ林の植林帯を抜けると林道へ。ヤカイ沢の不満を解消した滑走の満足感を抱いてテントへ戻った。