ニセコ深雪滑走

雪に恵まれ最高の深雪を楽しんだ4日間

2月8(金)〜11日(月)

参加者 5人 上林(L,記録)、岡安、布目、金井、矢本(ゲスト)

8日(金)
朝9時30分 千歳空港 道南バスカウンターで全員集合。千歳空港は春の陽気で解けた雪で水浸し。10:30の道南バスでニセコヒラフスキー場へ。道路の雪も全て解けていた。今週はほとんど雪が降っておらず、この週末に天気が崩れて雪の予報だが、深雪が滑れるのか不安になり、気分が沈む。
いったん宿に入り仕度をしてすぐスキー場に行き、ゲレンデで足慣らし。滑り始めてすぐ、濃いガスが出てホワイトアウト状態。足元のスキーしか見えない状態だが、コースは上林が知り尽くしているので問題なく、2時間半程 ゲレンデで滑る。
雪の状態は思った程悪くなかった。足慣らしとしてはまあまあ。

9日(土)
夜中に通過した低気圧と寒気で、一晩にスキー場上部で40〜50cm積もり、絶好のコンディションとなる。連休初日のためスキーヤーやボーダーの出足は遅く、午前中、コース外の深雪をたっぷり滑る。
昨日までの締まった雪の上に積もった雪なので、深雪を滑っていても締まった斜面からの跳ね返りを少し感じる。午後は吹雪となり、気温も−10度位まで下がり、雪質がさらに良くなる。
午前中は高原エリアで数本、その後花園エリアに移動し、主に第1、第3リフトを使ってコース外の深雪を終日楽しんだ。

10日(日)
夜半にまた30〜40cm程積もり、昨日よりさらに良いコンディション。連休2日目なのでボーダーの出足が早く、深雪が潰されるのが早い。
午前中、天候が比較的安定していたのでアンヌプリ山頂に登ろうとしたが、最上部のリフト降り場の横で「雪崩の危険性があるため登山禁止」の立て札が立ち、パトロールが腕組みをして監視しているため、諦める。18年ニセコ通いして、こんなことは初めてで、怒りが込み上げる。
仕方が無いので、徹底的にコース外を滑る。視界が良いためリフト下に入ると監視カメラに映り、すぐに放送で警告を受ける。ほぼ終日花園エリアの主に第1、第3リフトを使ってコース外の深雪を楽しんだ。午後はまた吹雪。視界がない方が、監視カメラに映らず都合が良い。

11日(月)
夜半にまた40〜50cm程積もり、最高のコンディションとなる。リフトを使ってコース外を滑っていると、アンヌプリ山頂に登る人の列が見え、山頂登山を解禁していることを知り、あわてて山頂に向かう。板をかついで、約20分でアンヌプリ山頂。人が多く、続々と登ってくる。
山頂の避難小屋で少し休憩して、東尾根を滑走。やや北よりのルートを取ると、ほとんどノートラック状態の斜面が待っていた。自分の板でけちらした雪が顔にかかる、最高の雪質の急斜面をショートターンで真っ直ぐ滑る。過去この斜面を滑った中でも最高の部類に入る1本だった。
花園第3リフトに戻り、もう1回登りたいという矢本さんの希望で、全員でもう一度山頂に登る。視界が悪くなったため登る人もずいぶん減った。
2本目の滑走は全く視界がなく、藤原の沢に入ってしまい、コース取りをやや失敗したが それでも素晴らしい1本だった。全員大満足して望羊荘でゆっくり昼食を取る。もう荒れた深雪は滑りたくないのでアルペンのコースを1本かっ飛ばしてフィニッシュ。
午後から晴天となり羊蹄山も山頂まで見えた。15時の千歳空港行きのバスで千歳空港へ。バスの中からの景色も素晴らしいと岡安さんが喜んでくれた。

予想しなかった良質の深雪に恵まれ、上級者のみでてきぱきと行動して深雪を滑りまくり、100%目的を果たした4日間でした。